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NVIDIA、ついにAdobe Illustrator CCの GPUアクセラレーション対応を発表

NVIDIA GPUによる新機能も Adobe Creative Cloudの動画アプリケーションや画像処理アプリケーションに搭載

2014年6月19日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、Adobe Illustrator CCでGPUによる高速化が初めて利用できるようになったと発表しました。これにより、ベクトルで表現された作品を好みの解像度でシームレスに操作することが可能となるほか、いままでよりもはるかに高速で、スムーズなパンやズームができるようになります。NVIDIA GPUを活用したこの新機能により、対応するGPUを搭載したWindows 7あるいはWindows 8のシステムでIllustrator CCを実行すると、キャンバスすべてを従来に比べて10倍以上も高速化できるのです(1)。

Illustrator CCのGPUアクセラレーションは、グラフィックデザイナ、イラストレータ、タイポグラファなど、2Dベクトル・グラフィックスを使ってウェブ用、印刷用、モバイル用などのメディアを制作する人々にとって朗報だと言えます。3Dコンテンツの制作にはGPUアクセラレーションが普及していますが、2Dの作業は、いままで、コンピューティング・パフォーマンスをすべてCPUに頼るしかない状況にありました。そこにGPUアクセラレーションが導入され、複雑かつ高解像度のグラフィックスでも真にインタラクティブなパフォーマンスが得られるようになったのです。

Illustrator CCのパフォーマンスを高めたのは、NVパス・レンダリングという最適化されたNVIDIAテクノロジで、高性能グラフィックスのオープンスタンダード、OpenGLの拡張として実装されています。アドビとNVIDIAが緊密に協力し、このテクノロジをIllustrator CCに組み込んだのです。パス・レンダリングでは、塗りつぶしたり描いたりできるパスというものを解像度と関係のないアウトラインとして設定し、そのパスのシーケンスという形でデザインを表現します。ビットマップの画像とは異なり、パスでレンダリングしたコンテンツは、ピクセル画像データを使わず、自由にズームしたりスケーリングしたりすることができます。このパス・レンダリングは、いままでCPUで処理されていましたが、3Dレンダリングが基本的にGPU処理になったように、パス・レンダリングを採用したアプリケーションも効率がよく高速なGPUによる処理へと移りつつあります。NVパス・レンダリングについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

今回、GPUアクセラレーテッドのバージョンが利用できるようになったのは、Adobe Premiere Pro CC、After Effects CC、SpeedGrade CC、Adobe Media Encoder CC、Adobe Anywhere、Adobe Photoshop CCというAdobe Creative Cloudの動画アプリケーションや画像処理アプリケーションです。これらのクリエイティブなアプリケーションは、今回の新機能や改良でNVIDIA GPUを活用するツールをサポートし、いままでよりもすばやく、直感的に制作が進められるようになったのです。今回導入された新機能や改良点の主な点は下記となります。

  • Adobe Premiere Pro CC
    • NVIDIA GPUディベイヤリングによるRED Cameraメディアのリアルタイム4K再生。今回、このようにスピードのブレークスルーが実現されるまで、ここまでのパフォーマンスを必要とするエディタは、専用のRED ROCKETカードを利用するしか方法がありませんでした。
    • Mercury Playback Engineにマスター・クリップ・エフェクト機能を搭載し、複数のサブクリップにGPUアクセラレーテッド・エフェクトが適用できるようになりました。編集タイムライン管理プロセス全体がスピードアップします。
    • マスク・エッジをすばやく、直感的に柔らかくできるフェザード・マスキング。
    • パフォーマンスをMacに最適化したので、NVIDIA CUDAドライバでアップグレードするとパフォーマンスが30%向上します(2)。
  • Photoshop CC
    • 写真のピントが合っている領域をGPUに最適化した処理で自動的に選べるフォーカス・マスク機能(新機能)。
    • 画像の解像度を高品位に改善するアップサンプリングが複数のGPUで処理できるようになり、高速化しました。
    • パス・ブラーやスピン・ブラーなど、GPUで高速処理できるブラー・ギャラリー・エフェクトが増えました。
  • Adobe Media Encoder CC
    • Adobe Media Encoder CCとMercury Playback Engineが一体化し、レンダリングや自動画像処理、バックグラウンド・プロジェクトのレンダリングなどがGPU処理に対応しました。
  • Adobe Anywhere
    • NVIDIA Teslaベースのプラットフォームにより、GPU対応が進んだ新しいMercury Playback EngineがAdobe Anywhereに搭載されました。

NVIDIAのエンタープライズ・マーケティング担当副社長、グレッグ・エステス(Greg Estes)は、次のように述べています。「このテクノロジは、大変すばらしいものだと当社では大いに期待しています。Adobe IllustratorでもGPUアクセラレーションが使えるようになりましたし、アドビの動画アプリケーションや画像処理アプリケーションによるGPUのサポートも拡大しています。NVIDIAとしては、このような形で、クリエイティブなプロセスを高速化するだけでなく、直感的にわかりやすく、自由自在に進められるようにしたいと考えています。」

NVIDIA GPUによるAdobe Creative Cloudアプリケーションの高速化に関する詳しい情報は、www.nvidia.co.jp/adobeをご覧ください。

(1) NVIDIA GPUアクセラレーションを施したプレリリース・バージョンのIllustrator CCによる。モードはRGB。NVIDIA GeForce GTX 780 Ti搭載のIntel Xeon E3-1240マシンを使用。

(2) NVIDIA GPUで処理を高速化したMercury Playback Engine(MPE)、NVIDIA Quadro K5000 for Mac、GPUのアップグレードが可能なMacPro、Intel Xeon W3680、OpenCLで高速化したMPE、NVIDIA CUDAで高速化したMPEを使ってPremiere Pro CCを実行。

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