
Blur Studioは大きな仕事を託されました。それはビデオゲーム「タビュラ・ラサ(Tabula Rasa)」の予告編をストーリーボードから納品までたった3ヶ月半で仕上げるというものです。タビュラ・ラサは、古典的名作となったゲーム、アルティマ(Ultima)シリーズを開発したことで有名なデザイナー、リチャード・ギャリオット(Richard Garriott)が設計、Destination GamesとNCSoftが制作するマルチプレーヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム(MMORPG)で、ゲームに誘うワクワクするようなアニメーションが必要であり、十分な制作時間がありませんでした。そのため、ゲームのデザイナーたちは、ハリウッド映画製作のビジュアル効果のみならず、ゲームの予告編やカットシーンの開発経験が豊富なアニメーションとビジュアルエフェクト制作会社であるBlur(カルフォルニア州ベニス)を頼りました。
Blurは、Destination Gamesが開発したリアルタイムなゲームデータを取得し、それらを「拡張」したのです。ゲームの見た感じや雰囲気を生かしながら、リアルタイムレンダリングによって可能な限りビジュアル品質を高めたのです。Blurは、辺境の惑星で異星人の脅威と戦う人類の生き残りを描くゲーム予告編のストーリーボードを作成し、最終的なアニメーション・シークエンスを制作することになっていました。
しかしこの予告編を締め切り通りに仕上げるためには、複雑なシーンを迅速にレンダリングでき、大規模かつ複雑なモデルを処理する際にメモリエラーや技術的問題が起こらない、高性能なシステムがBlurには必要でした。
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