「タイタンの戦い」にNVIDIA Quadro搭載のPrime Focus 3Dステレオ・プロジェクション・パイプライン

 
 
公式トレーラーはこちら
ワーナー・ブラザーズより無料提供
ワーナー・ブラザーズより無料提供

チャレンジ:


いたるところで3D映画が人々の心をとらえています。「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」の興行的成功に見られるように、観客は3D映画を強く望んでおり、映画製作所と映画を見る世界中の人々が3D体験のためこの数カ月間で何百万ドルも費やしています。

これを受けハリウッドでは、2010年の残りだけでも20作品以上の3D映画の公開を予定しています。この3D人気により視覚効果(VFX)会社には、3D映画やTVコンテンツの制作に関わるサポートがこれまでになく強く要求されています。

そのような会社の1つ、Prime Focus社は、ワーナー・ブラザーズの「タイタンの戦い」3Dの変換をサポートするため10週間以内にハリウッド施設に最新の3Dプロジェクション・パイプラインを装備する必要がありました。

3D版映画の制作にあたりPrime Focus社は、 高解像度シリアル・デジタル・インターフェースをアウトプットし、アーティストや視覚効果監督が制作中の3Dをすばやく高品質でレビューすることができるようにする必要がありました。Prime Focus社私設で特許出願中の View-D™3D変換パイプラインは、アーティスト主導のプロセスのため、映画制作チームと緊密かつ効率的に連携するアーティストの能力にかかっています。

ソリューション:


NVIDIA Quadroグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU) 技術を活用することで、View-Dチームはすばやく高品質な3Dレビューを可能にしました。

Prime Focus社は、NVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィック・ソリューション搭載のワークステーション用3D SDIビデオ・ルーティングを可能にするパイプラインをセットしました。施設の3D再生システムでは、3Dコンテンツのストリームを施設内3か所あるプロジェクションルームにいつでも送ることができました。チームは、レビューファイルの再生およびリールの適合にIRIDAS Framecyclerを使用しました。IRIDAS社は、NVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィックに基づきリリースされた最初のリアルタイムのカラー・グレーディング・ソリューションの先駆者であり、それはリアルタイムのデ・ベイヤーリングとステレオ3Dサポートを提供する最初のシステムの1つでした。NVIDIA Quadro用に加速されたFramecyclerの使用により、 Prime Focus社のチームはディレクターやアーティストのレビュー内容を反映するためのすばやい収束と視差調整を可能にしたのです。


インパクト:


Prime Focus 3Dプロジェクション・パイプラインのデザイナーであるショーン・コンラッド(Sean Konrad)氏は次のように説明しています。「NVIDIA Quadro SDIプラットフォームを使用することで、クライアントがある部屋でレビューをしている間、別の部屋にある他のプロジェクタでは内部の立体写真家がショットをレビューすることがきました。また、エディターが別のスクリーニングルームでショットの適合作業を行っている間に収束と視差調整を同時にセットすることができました。NVIDIAベースのパイプラインにより、我々は施設中で多くのマルチタスクを行うことが可能になりました。毎日約20分の立体ショットをパイプラインで行っていた我々にとってこれは本当に重要なことでした」

またコンラッド氏は、「我々のプロセスの成功の多くは、できる限り上質な立体素材を繰り返しレビューすることにかかっています。立体3Dにおいては無限の方向性があるため、より多くの素材をクライアントやエディター、内部の立体写真家そしてアーティストに見せることでより優れたものができます。最良の媒体で具体的に目に見えることはとても重要であり、NVIDIA Quadroがまさにそれを可能にしてくれます」と続けました。

「立体的3Dが観客に素晴らしい立体視の体験をもたらしますが、視覚効果をより複雑化し制作後の作業を増やすことにもなります」と話すのは、 NVIDIA社の技術マネージャー、ドミニク・スピナ(Dominick Spina)氏。 「HD-SDI インプット/アウトプット付NVIDIA Quadroデジタル・ビデオ・パイプラインは、企業が画期的な3D映画やその他3Dコンテンツを制作するのに活用できる、総合的で柔軟性がありそしてコスト効率の良い技術を提供します」

4月2日に2Dおよび3Dの両方が公開された「タイタンの戦い」は、Prime Focus社のView-D プロセスを使用した、最初の長編映画の立体3D変換プロジェクトでした。Prime Focus社は他にも映画やテレビの2Dから3Dへの変換プロジェクトをかかえており、ロンドン、バンクーバーそしてムンバイの施設でも同様の3Dプロジェクション・パイプラインの使用を予定しています。