NVIDIA GeForce GRIDにより、クラウド・ゲームをまばたきのスピードでプレイ|NVIDIA
 

NVIDIA GeForce GRIDにより、クラウド・ゲームをまばたきのスピードでプレイ

 
 

最新ゲームをGaaS(Gaming-as-a-Service)プロバイダーから テレビ、PC、タブレット、携帯電話などにストリーミング可能な新製品が登場

Cloud Gaming

2012年5月15日 - GPU Technology Conference(カリフォルニア州サンノゼ) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、ゲームに新たな時代を拓くクラウドゲーム用プラットフォーム、NVIDIA® GeForce® GRIDを発表しました。このプラットフォームを活用すれば、GaaS(Gaming-as-a-Service)のプロバイダー各社は、次世代ゲームをどのような機器にも配信することが可能になります。現在、そのようなサービスで頭痛の種となっている遅延もなくなります。

GeForce GRIDプラットフォームの登場により、GaaSプロバイダー各社は、エネルギー消費関連を中心に運用コストを削減しつつ、すばらしいビジュアルを低レイテンシで提供できるようになりました。ゲーマーのみなさんには、iOSあるいはAndroidに対応したテレビ、スマートフォン、タブレットなど、どのような機器でも最新の高度なゲームを楽しんでいただくことができます。

NVIDIAでクラウド・ゲームを担当するジェネラルマネージャー、フィル・アイスラー(Phil Eisler)は、次のように述べています。「ゲーマーのみなさんには、今後、携帯電話でもタブレットでも、TVでも、もちろんPCでも、いつでもどこでも世界トップクラスのゲームをシームレスに楽しんでいただけるようになります。GeForce GRIDの登場は、ゲームの提供方法とプレイ方法の一変を意味するのです。」

GeForce GRIDは、現在開催中のGPU Technology Conference(GTC)で発表されました。GTCにおける一連の発表は、GTCオンライン・プレスルームで読むことができます。

この新しいプラットフォームは、専用のウルトラローレイテンシなストリーミング技術を採用したNVIDIA GeForce GRID GPUとクラウド対応グラフィックス・ソフトウェアが支えています。この組み合わせによってクラウド・ゲームの体験と経済性が根本的に変化するから、GaaSプロバイダー各社は、映画ストリーミング・サービスと同等のコストでスケーラブルなデータセンターを運用できるようになるのです。

NVIDIA GeForce GRID GPU
効率の高いNVIDIA Kepler™アーキテクチャーを採用したNVIDIA GeForce GRID GPUは、最大で8本のゲーム・ストリームを同時にエンコーディングし、消費電力を最小限に抑えることができます。だからこそ、費用対効率が高い形で提供サービスをスケールアップし、何百万人ものゲーマーを同時にサポートできるのです。

プロセッサーにはKeplerアーキテクチャーをベースとしたGPUが2個搭載され、GPUごとにエンコーダーも用意されているため、CUDA®テクノロジー採用のコア、3,072個で3Dシェーダーにおいて4.7テラフロップスものパフォーマンスを発揮することができます。この結果、とても複雑なゲームをクラウドでレンダリングし、エンコードするまでの処理をCPUではなくGPUで行えるようになり、サーバで同時並行に走るゲーム・ストリームを増やせるのです。ゲーム・ストリームあたりのサーバ消費電力は従来の半分程度まで低下します。これは、データセンターにとってとても重要なポイントです。

高速ストリーミング・テクノロジー
高速ストリーミング・テクノロジーでは、ゲーム・フレームをシングル・パスでキャプチャし、エンコードすることが可能で、サーバのレイテンシをわずか10ミリ秒(まばたきの1/10以下)まで減らせます。GeForce GRIDプラットフォームでは、高速フレーム・キャプチャ、同時レンダリング、シングルパス・エンコーディングによって超高速なゲーム・ストリーミングを実現します。

GeForce GRID GPUにはレイテンシを削減するテクノロジーが採用されており、この技術がネットワークにおける距離の問題を補正してくれるため、ゲーミング・スーパーコンピューターが目の前にあるかのような感覚でゲームを楽しめます。実際にはゲーミング・スーパーコンピューターが遠くにあっても、いなずまのようなスピードでゲームができるのです。

GeForce GRIDでバーチャルなゲームコンソールを実現
現在開催中のGTCでは、NVIDIAとGaikaiが協力し、バーチャルなゲームコンソールのデモを提供しています。16キロメートルも離れたところにあるサーバのGeForce GRID GPUにLG Cinema 3D Smart TVをつなぎ、Gaikaiアプリケーションを走らせるという形です。テレビにはEthernetケーブルとワイヤレスUSBゲームパッドがつながれているだけですが、これで、複雑なPCゲームをラグなしでスムーズにプレイすることができます。

GTCについて
GPU Technology Conferenceは、GPUコンピューティングとビジュアライゼーション、そしてこのような技術が今後の科学やイノベーションにとって重要であるとの認識を世界的に高めることを目的とした会議です。GTCプレスルームでは、NVIDIAおよびそのパートナー各社の最新ニュースが閲覧できます。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると4,500件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

# # #

本参考情報に記載されている記述の中には、GeForce GRIDプラットフォームに関する特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパー ティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジーの開発あるいは既存の製品やテクノロジーの改 良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2012年1月29日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

Copyright® 2012 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIAのロゴ、CUDA、GeForce、GeForce GRID およびKepler は、米国およびその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標または登録商標です。その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。機 能、価格、可用性、および仕様は予告なしに変更されることがあります。