November 23rd, 2011
By Andrew Burnes
11月11日に世界でリリースされて以来、The Elder Scrolls V: Skyrim はほぼ完璧と言える評価を受け、実にSteam上で同時に28万人が一斉にプレイを始め、Steamの同時接続ユーザー数の記録を打ち破りました。起動してそのまま遊んでもとてもビジュアルに優れたゲームですが、PCバージョンでは初心者でも少し手を加えれば更にビジュアルのリアリティを向上させる事が可能です。このガイドでは5つの簡単に実装できて、確実に違いが見える設定変更を紹介します。
始める前に…
Skyrim はスタートアップに幾つかの.ini ファイル内に保存された設定を読み出します。これらの.iniファイルは普通のテキストファイルであり、ノートパッドなどのテキスト編集ソフトで編集できます。これらの.iniファイルは通常My Documents\My Games\Skyrim に保存されています。
重要なのは、何か不具合が起きて、バックアップも取っていない場合、若しくは実装した変更がゲームに不具合をもたらしていると見た場合、これらの.iniファイルを削除してゲームを再起動すればSkyrimは自動的にデフォルト値でこれらのファイルを製作し直します。
.iniファイルを変更した後にゲーム内設定を変更すると、.iniファイルの変更が戻されてしまう可能性があります。それを防ぐには.iniファイルのプロパティを開いて、読取り専用に設定して、変更が必要な時だけ読み取り専用チェックを外して下さい。
アンビエント・オクルージョン(Ambient Occlusion)
290.36 NVIDIA GeForce ベータドライバ以降、NVIDIAコントロールパネルを使ってSkyrimにてアンビエント・オクルージョンを有効にすることが可能になりました。 これにより、今までより正確で詳細な影を表示し、シーン全体のリアリズム、立体感を増す事ができます。これを実装するには次の手順に従って下さい:
アンビエント・オクルージョンを有効にすることによって、ゲーム内でどの様な改良が見られるかは以下の比較スクリーンショットをご覧ください:
上の画像で確認できるように、アンビエント・オクルージョンは全てのシーン、オブジェクト、キャラクターに深みを与えて、ゲームのビジュアルに対し劇的になインパクトを加えます。我々はこのガイドの中でアンビエント・オクルージョンがゲーム全体の雰囲気に対し最も重要な貢献をしていると思います。他の設定変更は特定の要素に対し効果が有りますが、アンビエント・オクルージョンだけは全ての物に効果を発揮します。
もしこの設定変更によってのパフォーマンスが低下がきになる場合、設定を「クオリティ」から「パフォーマンス」に落とすことが出来ますが、この2つのモードの負荷はそれほど変わりません。更に、サードパーティ製のツールで3つ目の隠し設定、「高画質」に設定できますが、サードパーティ製なのでこのガイドではカバーしません。
高画質異方性テクスチャ・フィルタリング(High Quality Anisotropic Texture Filtering)
Skyrimには多少の異方性フィルタリングが実装され、テクスチャの質を上げていますが、NVIDIAコントロールパネルから更にテクスチャ・フィルタリング設定を変更することによって僅かなフレームレートを犠牲に劇的にテクスチャの質を改善することができます。
以下の例で見られるように、水、木、雪、遠方の詳細など様々なテクスチャの質が向上しています:
クリックして拡大し、比較画像をご覧ください
この2つ目の例では近くのテクスチャの質が改善されており、全体的の画質に貢献しています:
クリックして拡大し、比較画像をご覧ください
この設定変更を実装するには、以下の手順に従って下さい:
「違法フィルタリング」の設定
「テクスチャフィルタリング – クオリティ」の設定
もしこの変更によるパフォーマンスの低下が気になる場合は、異方性フィルタリングの倍率と、テクスチャ フィルタリングのクオリティを調整することが出来ます。
影のクオリティ(Shadow Quality)
Skyrimの影は奇妙な特質を持っています。Skyrimでは影の質が、影が見える距離に関連しています。つまり、高品質な影を有効にしたい場合、影が表示される距離を制限しなければいけません。ただ、影が表示される距離を小さく制限しすぎると、その距離に入ったオブジェクトの影がいきなり現れたり、距離から離れたオブジェクトの影がいきなり無くなったりといったポッピング現象が起こってしまいます。
今から紹介するバランスのとれた影の設定変更を行うと、以下のような品質向上が見込めます:

設定変更を行うと屋内の影がよりくっきりとシャープに成ります。
屋外の影も質が上がりますが、影の仕組み上、やはり少々ジクザクが残ります。
最後にこちらは影の描画距離を8000から更に4000まで縮めた時の画質です。
これらの設定変更を実装するにはMy Documents\My Games\Skyrimフォルダ内のSkyrimPrefs.iniを開き、[Display]セクションまでスクロールし、以下の変更を行なって下さい(各パーツの詳細は値の右の説明をご覧ください):

設定変更前のSkyrimPrefs.iniファイル

設定変更後のSkyrimPrefs.iniファイル
この設定変更のパフォーマンス負荷は2つのShadowMapResolution設定に直接関係します。Ultra設定のデフォルト値は1024と2048なのでPrimaryが2倍、Secondaryが4倍の負荷に成ります。これらの変更でパフォーマンスが低下しすぎている場合は最初にSecondaryの値を下げて、それでもダメならばPrimaryの値も下げて下さい。iBlurDefferedShadowMask を3から0に変更しても最高で数フレームのインパクトしか無いので安心して実装できます。
木のセルフシャドー(Tree Self-Shadowing)
理由は不明ですが、Skyrimではデフォルトとして木のセルフシャドー(木の葉っぱや枝がその木自体に影を掛ける事)オプションが無効に成っています。しかもSkyrimPrefs.iniを通してしか有効に出来ません。このオプションは負荷が低い割には、下記のスクリーンショットでご覧頂ける様に、ゲーム内の木のクオリティを劇的に改善します:
Tree Self-Shadowingの効果は一目瞭然です。
この曇り日のシーンでは光が木の奥までほとんど届かず、深い影が再現されています。
この設定変更を実装するには、SkyrimPrefs.ini 内の [General]セクション下の bTreesReceiveShadows=0 を見つけ、0を1に変更して下さい。それだけです、ファイルをセーブし、読み込み専用に指定して下さい。
設定変更前のSkyrimPrefs.iniファイル
設定変更後のSkyrimPrefs.iniファイル
話が変わりますがbTreesReceiveShadows の下にあるbDrawLandShadowsというオプションをオンにするように薦めるサイトが有りますが、我々の調べる限りオンとオフは違いが有りませんでしが。
uGrids
BethesdaのRPGゲームの世界は数十万のuGridsというセクションに分かれています。Skyrimのデフォルト設定ではプレイヤーが立っているuGridと、その側近の5つのuGridをロードします。この5つのuGridより遠い場所は全て低詳細のデータがロードされ、草木、オブジェクト、地形などが劣化します。ロードされたuGrid外の劣化データの詳細度は変更できませんが、ロードされるuGridの数は変えられます。
ミドルレンジからハイエンドシステムでは、ロードされるuGridの数を7に変更することによって、様々なシーンにおいて画質を劇的に改善できます。より高い数値、9や11設定可能ですが、不安定なため、超高画質のスクリーンショットを取りたい時以外はお勧めしません。
追加のディテールを描画する分、フレームレートは落ちます(どれほど減るかはシーンによります)。更に、キャラクターが移動するに連れて新しいuGridがハードドライブからロードされるので、uGrids設定を上げるとハードディスクアクセスが増え、時には瞬間的の大きなパフォーマンス低下が起こる場合が有ります。我々が使用したWestern Digital Caviar Black 7200RPMは問題有りませんでしたが、古い、若しくは遅いハードディスクではこれが発生するかもしれないので、この設定変更をの結果は人それぞれになります。
最後に、uGrid設定は他の設定と違ってセーブデータと関連付けられます。つまり、低い設定から高い設定に移行するのは問題有りませんが、高い設定から低い設定に戻る時には必ずこのセクションの最後に有る手順に従って下さい、設定だけ戻すとセーブデータが破損する可能性が有ります。よって、この設定変更を行う前にSkyrim.ini と、My Documents\My Games\Skyrim 内のセーブフォルダを全てバックアップすることをお勧めします。
さて、お楽しみのuGridsToLoad=7設定対デフォルトの uGridsToLoad=5設定の比較をしてみましょう。
uGrids設定を比較すると、遠くのオブジェクトのクオリティに圧倒的な差が見られます。
上のシーンではuGridsToLoad=7にすることでフレームレートが3fps低下しましたが、クオリティの向上を考えれば価値あるトレードオフです。この設定変更を実装するには、My Documents\My Games\Skyrim内のSkyrim.iniを開き、一番上の[General]セクションのuExterior Cell Buffer=36をuExterior Cell Buffer=64に変更して下さい。この値は次に来るuGridsToLoadの値に対し、(uGridsToLoad + 1)^2 でなければなりません。今回のケースではuGridsToLoadを7に設定するので、 7+1x8=64です。つまり、プレイヤーが乗っているuGrid、プラス側近の7つのuGridで8 uGridを2乗にした数値です。
次にuExterior Cell Buffer=64の真下にuGridsToLoad=7と追加して下さい。この設定の値は奇数でなければなりません。そして、7以上の値は不安定です。最後にファイルをセーブし、読み込み専用に指定して下さい。

uGrid設定変更前のSkyrim.iniファイル

uGridToLoad=7の設定を施したSkyrim.iniファイル
最後に、もしこの設定変更が不安定だったり、負荷が高すぎて、デフォルトのuGridsToLoad=5に戻したい場合の手順を紹介します:
長い手順ですが、一度慣れれば直ぐにuGridsToLoad設定を5に戻すことが出来ます。ゲームのグラフィックスクオリティが劇的に変わるので、uGridsToLoad=7設定を是非一度お試し下さい。しかも、もしuGridsToLoad=7に設定した後に一度もセーブしなかった場合は、上記の手順を踏まずに、Skyrim.iniを元に戻すだけでuGridsToLoad=5に戻れます。
結論
もしこのガイドの通りに全部の設定変更を実装したら、Skyrimの世界が見違えるほど変わるでしょう。今回紹介したのはたった5つの設定ですが、GeForce.comには全てのゲーム内設定とini設定を解説するガイドが掲載されています。