NVIDIA、AI 開発を容易にする GPU Cloud プラットフォームを発表|NVIDIA
 

NVIDIA、AI 開発を容易にする GPU Cloud プラットフォームを発表

 
 

ディープラーニング ソフトウェアと世界最速の GPU を融合させるプラットフォーム

米国カリフォルニア州サンノゼ GPU Technology Conference -- (2017 年 5 月 10 日) - NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、クラウドベースのプラットフォーム「NVIDIA GPU Cloud (NGC)」を発表しました。開発者の皆様は、自身の PC、NVIDIA DGX システム、またはクラウド経由で包括的なソフトウェア スイートに便利にアクセスし、AI の革新的な力を利用することが可能になります。

今年で第 8 回を迎える GPU テクノロジ カンファレンスで講演を行った NVIDIA の創設者 兼 CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、以下のように述べています。「開発者は NGC を利用すれば、最適化された最先端のディープラーニング フレームワークや最新の GPU コンピューティング リソースに、今までよりも容易にアクセスできるようになります。」

NVIDIA のバイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるジム マキュー (Jim McHugh) は、次のようにコメントしています。「私たちは、AI 開発者の力を解き放つことで、よりスマートな世界の構築を可能にするクラウド プラットフォームを設計しました。クラウド上にある当社の最新のテクノロジを利用すれば、居場所にかかわらずベストの仕事ができます。そして、いつでもどこでも、必要なときにアクセラレーテッド コンピューティングを利用できます。」

ディープラーニングの活用において、開発者とデータ サイエンティストは、2 つの課題に直面しています。1 つ目は、ディープラーニング フレームワーク、ライブラリ、オペレーティング システム、ドライバーなどの必要なソフトウェア コンポーネントを単一のスタックにまとめなければならない点です。2 つ目は、ニューラル ネットワークをトレーニングするため、最新の GPU コンピューティングリソースへのアクセスが必要となる点です。

NVIDIA は、今年初めに、NVIDIA DGX-1™ AI スーパーコンピューター内の主要なソフトウェア要素をコンテナ化されたパッケージに統合することにより、上記の 1 つ目の課題を解決しました。このパッケージ「NGC Software Stack」は、NGC の一部として、より幅広く提供されるほか、最大のパフォーマンスを得るために引き続き更新および最適化される予定です。

NGC は、ハードウェアの課題に対処するため、PC (TITAN X または GeForce® GTX 1080 Ti を搭載)、DGX システム、またはクラウドから NGC Software Stack を実行できる柔軟性を開発者に提供します。

NGC は、開発者の皆様がディープラーニングのトレーニング、実験、および展開をより容易に実施できるようにすることで、ディープラーニングの開発作業を容易にし、高速化します。今まで以上に洗練されたニューラル ネットワークを簡単に設計できるようになるほか、より多くのデータを処理し、反復作業を迅速化し、製品の市場投入に要する時間を短縮することが可能になります。

NGC は、以下の利点を提供します。

  • 専用設計: 世界最速の GPU でディープラーニングを実行できるよう設計されています。
  • 最適化・統合済み: NGC Software Stack は、Caffe、Caffe2、CNTK、MXNet、TensorFlow、Theano、Torch フレームワークなど、幅広いソフトウェアを提供します。また、NVIDIA DIGITS™ GPU トレーニング システム、NVIDIA Deep Learning SDK (例: cuDNN、NCCL)、nvidia-docker、各種 GPU ドライバー、NVIDIA® CUDA® などにも対応しており、ディープ ニューラル ネットワークを迅速に設計できます。
  • 利便性: NGC ユーザーは、わずか 1 つの NVIDIA アカウントで、ディープラーニング ワークフローの各プロジェクトを参照できる、シンプルなアプリケーションを利用できます。このアプリケーションは、PC、DGX システム、NGC など、あらゆるシステム タイプに対応しています。
  • 柔軟性: どんな場所でも実行できるよう設計されています。PC 上の単一の GPU から開始し、その後、計算リソースを DGX システムやクラウドからオンデマンドでさらに追加することもできます。データをインポートし、ジョブ構成を設定して、フレームワークを選択した後は、実行するだけです。実行後は、出力を TensorRT™ に読み込ませて推論を行うこともできます。

NGC では、柔軟なプラットフォームを利用し、どんなサイズやタイプのモデルも開発できるほか、モデルを試作して展開するまでのプロセスも容易になります。計算リソースの増減も可能で、必要なリソース分だけの支払いで済みます。

NGC は、第 3 四半期までにパブリックベータに移行する予定です。料金体系は後日発表いたします。詳しくは www.nvidia.com/cloud をご覧ください。

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NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている、NVIDIA GPU Cloud の影響と利点、有用性と価格は大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-K の 2017 年 1 月 29 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

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