新規開発により、世界初のコンピュテーショナルGPUを実現
2009年9月30日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、次世代のCUDA GPUアーキテクチャ(コードネーム:Fermi)を発表しました。Fermiは基礎から新しく開発しなおしたアーキテクチャであり、世界初のコンピュテーショナルGPUの基礎としてグラフィックス分野にもGPUコンピューティング分野にも飛躍的な進歩をもたらします。
カリフォルニア大学バークレー校の並列処理研究室ディレクターであり、『Computer Architecture: A Quantitative Approach』の共著者でもあるデイビッド・パターソン(David Patterson)氏は、次のように述べています。「NVIDIAとFermiチームのおかげで、GPUが幅広いプログラムで魅力的になろうとしています。Fermiは、大きな節目として歴史にその名を残すことになるでしょう。」
新年度の幕開けに合わせてNVIDIAがカリフォルニア州サンノゼで開催したGPU Technology Conferenceにおいて発表された「Fermi」は、豊富な機能を持ち、今までよりもさらに幅広い計算アプリケーションのパフォーマンスを高めることができます。記者会見にはOak Ridge National Laboratoryも同席し、「Fermi」アーキテクチャのNVIDIA® GPUを採用したスーパーコンピュータを新たに開発する計画を発表しました。このほか「Fermi」には、Bloomberg、Cray、Dell、HP、IBM、Microsoftといった有名組織のサポートも集まっています。
NVIDIAのCEOで共同創立者、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「今のGPUは単なるグラフィックス・チップではなく、すばらしいグラフィックス能力を持った汎用並列処理プロセッサとなりました。Fermiのアーキテクチャ、統合ツール、ライブラリ、エンジンは、世界各地、数千人ものCUDA開発者との協力から生まれた知見があったから生まれた成果です。何年かして今をふり返れば、きっと、Fermiが新しいGPU産業の幕開けだったのだと思うことでしょう。」
「Fermi」はGeForce®、Quadro®、Tesla®といったNVIDIAの次世代GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)ファミリの基盤となるアーキテクチャであり、計算分野で「必要不可欠」となる多様な機能が用意されています。
- C++のサポート - 従来からサポートしてきたC、Fortran、Java、Python、OpenCL、DirectComputeに加えてC++をサポートしました。
- ECC機能 - GPUを大規模に採用したデータセンターやスーパーコンピューティングセンターにおいて不可欠な機能です。
- 512 CUDA Cores™ - 新しい浮動小数点規格のIEEE 754-2008に対応し、最先端のCPUを上回る性能を提供します。
- 倍精度算術演算において8倍(当社比)ものピークパフォーマンスを実現 - 線形代数、数値シミュレーション、量子化学といったハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)アプリケーションでは、倍精度算術演算が鍵をにぎります。
- NVIDIA Parallel DataCache™ - 世界初、真のキャッシュ階層をGPUに搭載し、物理演算ソルバー、レイトレーシング、疎行列の乗算など、データアドレスが事前に分からないタイプのアルゴリズムを高速化可能にしました。
- NVIDIA GigaThread™エンジン - コンカレントカーネル実行をサポートしており、同じアプリケーションコンテキストに属する複数のカーネル(たとえばPhysX®の流体ソルバーと剛体ソルバーなど)をGPUで同時並行に処理することができます。
- Nexus - Microsoft Visual Studio内で使用可能な世界初のヘテロジニアス・コンピューティング・アプリケーション統合開発環境です。
「Fermi」関連の画像や技術的ホワイトペーパー、プレゼンテーション、ビデオなどをwww.nvidia.co.jp/fermiで公開しています。
NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.comあるいは日本語サイトhttp://www.nvidia.co.jpをご覧ください。
本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Tesla GPUおよびCUDAアークテクチャに関する利点、特徴、影響および性能、NVIDIA Tesla Lowry Digital 回復プロセスなど、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2009年4月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。
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