NVIDIAの新製品、Tesla GPU、スーパーコンピューティングのコストを1/10に削減

 
 
Fermi採用の新製品、Tesla、コスト1/10、消費電力1/20で CPUクラスタと同等の性能を提供
Tesla_C2050-C2070
Tesla C2050 GPU Computing Processor
Tesla_S2070
Tesla S2070 GPU Computing System

2009年11月16日 - オレゴン州ポートランド(SC09) - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、新世代のCUDA™プロセッサ・アーキテクチャ、コードネーム「Fermi」を採用した、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)市場向け並列プロセッサ、Tesla 20シリーズを発表しました。

NVIDIA® Tesla™ 20シリーズのGPUは並列処理用として基礎から新しく設計された製品です。一般的なCPUベースのクラスタと同等の性能を1/10のコスト、1/20の消費電力で得られるため、コンピューティングのコストを大幅に削減することができます。

Tesla 20シリーズには、GPUコンピューティングによってさまざまなアプリケーションを大幅に高速化できる各種機能が用意されています。レイトレーシング、3Dクラウドコンピューティング、ビデオ・エンコーディング、データベース検索、データ分析、コンピュータ支援エンジニアリング、ウイルス・スキャンなどが高速化できるのです。

テネシー大学ICL(Innovative Computing Laboratory)のディレクターで、LINPACKとLAPACKの共同開発者でもあるジャック・ドンガラ(Jack Dongarra)氏は、次のように述べています。「NVIDIAは、とても魅力的なアーキテクチャをFermiに採用してくれました。Fermiの機能セットがあれば、コンピューティング業界全体が新しい技術を活用できるようになります。」

Tesla 20シリーズのGPUには、以下のようにさまざまな並列処理機能が用意されています。これほどの機能が一つのデバイスで実現されたのは初めてのことです。

  • 次世代IEEE 754-2008倍精度浮動小数点規格のサポート
  • ECC(error correcting code)による高い信頼性と精度の確保
  • L1とL2のキャッシュを持つマルチレベル・キャッシュ階層
  • C++プログラミング言語のサポート
  • 最大1テラバイトのメモリ、コンカレントカーネル実行、高速コンテキストスイッチング、10倍の速度を持つアトミック命令、64ビットの仮想アドレス空間、システムコール、再帰関数

Tesla GPUは超並列コンピューティング・アーキテクチャのCUDAを採用しており、理解やプログラミングがしやすい並列処理モデルを開発者に提供します。これほど使いやすい並列処理モデルは、過去50年間、存在しませんでした。

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校、電気情報工学科のウェンメイ・ヒュー(Wen-mei Hwu)教授は、次のように述べています。「今後のコンピューティングが並列処理に向かうことは疑う余地がなく、コンピュータサイエンスの学生には、新しい並列アーキテクチャにおけるプログラミング方法をしっかりと学んでもらうことが大事だと考えています。GPUとCUDAプログラミングモデルなら学生が短期間で並列プログラミングのコンセプトを理解し、驚くほどの高速化を実現することができます。」

Tesla 20シリーズとして提供されるGPUは、以下のとおりです。

  • GPUコンピューティング・プロセッサ、Tesla C2050とC2070
    • シングルGPUのPCI-Express Gen-2カードでワークステーションに最適
    • 3GB(C2050)、6GB(C2070)のGDDR5メモリをオンボード搭載(1)
    • 倍精度演算能力は520~630ギガフロップス
  • GPUコンピューティング・システム、Tesla S2050とS2070
    • 4基のTesla GPUを搭載した1Uシステム製品で、クラスタやデータセンターに最適
    • システム・メモリとして12GB(S2050)、24GB(S2070)のGDDR5メモリをオンボード搭載(2)
    • 倍精度演算能力は2.1~2.5テラフロップス

価格は、Tesla C2050が2,499ドル、Tesla C2070が3,999ドル、Tesla S2050が12,995ドル、Tesla S2070が18,995ドルです。発売は2010年第2四半期を予定しています。新製品、Tesla 20シリーズに関する詳しい情報は、Tesla製品のページをご覧ください。

編集注記:以前、お知らせした通り、Fermiを搭載したコンシューマー向け(GeForce®)製品は2010年第1四半期に発売を予定しています。

(1)ECCを使用する場合、ユーザが利用できるメモリ量はC2050が2.625GB、C2070が5.25GBとなります。
(2)ECCを使用する場合、ユーザが利用できるメモリ量はS2050が10.5GB、S2070が21GBとなります。

NVIDIAについて

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.comあるいは日本語サイトhttp://www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Tesla GPU、Fermi アーキテクチャおよびCUDA アーキテクチャに関する利点、特徴、影響および性能など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2009年4月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

 

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