NVIDIA、情報処理学会主催のGPUを用いたプログラミングコンテスト「GPUチャレンジ2010」を支援|NVIDIA
 

NVIDIA、情報処理学会主催のGPUを用いたプログラミングコンテスト「GPUチャレンジ2010」を支援

 
 

昨年を大きく上回る、高専学生を含むのべ86チームが参加

Cabin Comfort Simulation
東京工業大学、青木尊之先生から、受賞者への 賞品授与の様子
Heat Sink
喜ぶ受賞者の様子
Turbine Rotor
授賞式3:受賞者の集合写真

2010年5月28日 - エヌビディアジャパンは5月27日、奈良県新公会堂にて財団法人情報処理学会の主催するシンポジウムSACSIS (Symposium on Advanced Computing Systems and Infrastructures)の併設企画として、CUDAテクノロジに対応するGPU(Graphics Processing Unit) を用いたプログラミングコンテスト「GPU チャレンジ2010」を東京工業大学学術国際情報センター、日本電気株式会社、マイクロソフト株式会社、など8社・団体が合同で協賛しました。昨年を大きく上回る高専学生を含む86チーム190名の応募があり、GPUの汎用利用が、次世代を担うエンジニアへ急速に波及しています。

GPU は3Dゲームや動画編集などのグラフィックス用途以外に、高い情報処理能力を活用して金融、医療、ライフサイエンスをはじめとする高性能計算(HPC)分野の市場にも拡大しています。「GPUチャレンジ2010」は、こうした現状を踏まえ、高性能計算分野の発展を図る一助として、対象者の裾野を広げ、コンテストを通じて学生にCUDAプログラミングの知識と関心が深まることを目的として開催されます。

GPU チャレンジ2010実行委員会の委員長である東京工業大学学術国際情報センターの松岡聡教授は、次のように述べています。
「2回目となる『GPUチャレンジ』は昨年を大きく上回る1.5倍もの参加チームがつどい、GPUコンピューティングの一層の広がりを感じるものでした。また、GPUのHPC基盤としての重要性の高まりが様々な形で示されました。規定部門の課題は昨年に比べて一見難しいものでしたが、参加者のレベルも向上し素晴らしいアルゴリズムが開発され、自由部門も様々な高度で興味深い試みがありました。今後もコンテストを通じてエンジニアの育成およびHPC分野の発展における一助となることを願っております。」

今回のコンテストには、高校生、高等専門学校生、大学生、大学院生の学生の参加を含め、「規定課題部門」63チーム142名、「自由課題部門」23チーム48名の応募を受け、実行委員会の審査を経て、受賞者が決定しました。それぞれの部門の第1位のチームにはNVIDIAから、Tesla搭載パソコンを提供させていただきます。

GPUチャレンジ2010コンテストについての詳細は、//www.hpcc.jp/sacsis/2010/gpu/をご覧ください。
本コンテストの各部門賞の受賞者は、次ページをご参照ください。

『GPUチャレンジ 2010』コンテスト ~ セクション別受賞結果
賞/総合得点/チーム名 (所属)
規定課題部門
賞/総合得点/チーム名 (所属)
第1位/47点/チーム snowdrop (一関工業高等専門学校)
第2位/38点/チーム TaiTai (東京工業大学)
第3位/25点/チーム C*(東北大学)

自由課題部門
賞/タイトル/チーム名 (所属)
第1位/「GPUによるDNA断片配列の高速マッピング」/チーム 秋山研 (東京工業大学)
第2位/「Hilbert-Huang変換の並列化およびGPUによる高速化」/チーム Nokodai (東京農工大学)
第3位/「GPUによる地震波伝播シミュレーション」/チーム GPUによる地震波伝播計算 (東京工業大学)
グリッド協議会金融分科会特別賞/チーム KLab (新潟大学)

各部門1位の賞品
規定課題部門 1位
‐ NVIDIA Tesla C1060およびQuadro FX 380 LP 搭載パソコン 1台
自由課題部門 1位
‐  NVIDIA Tesla C1060およびQuadro FX 380 LP 搭載パソコン 1台

『GPUチャレンジ2010』 ~ 開催概要
名 称: 「GPUチャレンジ2010」
主 催: 財団法人情報処理学会計算機アーキテクチャ研究会・ハイパフォーマンスコンピューティング研究会
開催期間: 平成21年12月25日(金)~平成22年3月30日(火)
表彰式日時: 平成22年5月27日(木) 18:15~ 
表彰式会場: 奈良県新公会堂 //www.shinkokaido.jp/
参加者: 「規定課題部門」63チーム142名、「自由課題部門」23チーム48名 ほか
ホームページ: //www.hpcc.jp/sacsis/2010/gpu/

GPU チャレンジ2010実行委員会 (14名)
松岡聡(委員長)/東京工業大学
須田礼仁(副委員長)/東京大学
遠藤敏夫(副委員長)/東京工業大学
青木尊之/東京工業大学
伊野文彦/大阪大学
大島聡史/東京大学
滝沢寛之/東北大学
出川智啓/電気通信大学
成見哲/電気通信大学
濱田剛/長崎大学
平澤将一/電気通信大学
朴泰祐/筑波大学
丸山直也/東京工業大学

GPU チャレンジ2010について
財団法人 情報処理学会などが2003年より今後の計算技術の発展をさまざまな角度から議論することを目的として設立した新しいシンポジウム SACSIS (Symposiumon Advanced Computing Systems and Infrastructures)の併設企画で、2009年に初めて、GPUを用いたプログラミングコンテストを開催。本コンテストは、「規定課題部門」と「自由課題部門」で構成されています。
規定課題部門では「直交格子法による流体の移流計算」を東京工業大学に設置されたNVIDIA GPU搭載計算機を利用して計算の正確さとスピードを競い、自由課題部門では、各自設定した計算機、あるいは東工大の計算機を利用する形で、自由な発想でのGPUを用いたプログラミング技術・活用方法を競いました。本年度については自由課題部門の一環として「グリッド協議会金融分科会特別賞」を設け、GPUを用いたオプション価格シミュレーションについての技術を競いました。より詳しい情報については、//www.hpcc.jp/sacsis/2010/gpu/
をご覧下さい。

NVIDIA について

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本案件に関するお問合せ先:

エヌビディア
マーケティング本部 広報/マーケティング・コミュニケーションズ
中村
Emailアドレス: knakamura@nvidia.com
Tel: 03-6743-8712 Fax: 03-6743-8799

エヌビディア広報事務局
共同PR株式会社 武内 / 渡部
Emailアドレス: n-takeuchi@kyodo-pr.co.jp / hi-watanabe@kyodo-pr.co.jp
Tel: 03-3571-5326 Fax: 03-3574-0316