Quadro

NVIDIA Maximus は、制作会社Lightdog Filmsにとって機会の拡大となった

Lightdog Films は、ロサンジェルスに拠点を置く制作会社で、特作映画、テレビ、コマーシャルの視覚効果を背景としています。Lightdog Filmsの創設者であるMarc Leidy は、Conan the Barbarian, Dolphin Tale, Glee 3D, および T-Mobile, Starz,LionsgateなどのクライアントにVFXを提供してきました。

課題:

Leidy 氏は、VFXの主要なタスクの多くをMaxonの Cinema 4D Studioに任せています。Gaseous Fluid Simulationsに関しては、Cinema4D に緊密に統合させ、GPUで作動するように加速化したJawset Computingの TurbulenceFD にプラグインを行っています。 Lightdog Filmsは、以前はシミュレーションとビデオディスプレイのタスクの両方を処理することができる唯一のGPUを搭載したVFX ワークステーションで、TurbulenceFD を使用していました。TFDプラグインではCPUで行っていた場合と比較して著しく速度が速かった一方で、シングルGPUで行ったデュアル sim /ディスプレー・タスクは、シミュレーション中にワークステーション全体とタイアップするため、全体的なワークフローと創造性を崩壊していたのです。 

「これより安全なものは何もない。」と考えたLightdog Filmsは、最近社内で sci-fi プロジェクトを開発しました。Leidy氏は、保護領域で加熱したプラズマを発する複数の「大砲」などが含まれるスモーク・アンド・ファイア・シミュレーション作業をはるか越えた作品を創造したいと考えていました。「シングルGPUでの作業の方が速くできましたが、プロセス全体では依然として混乱が生じていました。」とLeidy氏は思い出しながら述べます。「私達のワークフローは、絶えず中断していました。創造の勢いについていくことはできなかったのです。映画用のシミュレーションには、複数の繰り返しとインタラクティブに変化を起こす能力が必要です。しかし、シングルGPUのセットアップでは、自分たちが何か行う前に、sim がプロセスを行うのを待たなければなりません。このことは全ての妨げとなっていたため、私たちはより低い解像度の量とモデルで作業しなければなりませんでした。私たちは、GPU加速の可能性を気に入っていたのですが、重大な制約があったのです。」

低解像度のモデルとテクスチャで作業を行うことにより、Leidy氏はインタラィティブな作業をすることができましたが、画像の解像度と精度は落ちてしまいました。費用の高いテストを行った後で、Leidy氏はついに高解像度のレンダリングをすることができるようになったのです。しかしその結果、システムは完全に使用できなくなってしまい、それと同時にGPUが演算タスクでロックアップしてしまったのです。最後の瞬間で調整できなかったこともしばしば起こりました。

NVIDIA Maximusのプラットフォーム上でMaxonの Cinema 4D と Jawsetの Turbulence FDを使用することによって、複数の効果が最終シーンで合成されます。
NVIDIA Maximusのプラットフォーム上でMaxonの Cinema 4D と Jawsetの Turbulence FDを使用することによって、複数の効果が最終シーンで合成されます。

ソリューション:

Lightdog Films は、こういった混乱の原因となる多大な時間を消費するボトルネックを回避するために Maximus テクノロジを採用しました。デュアルGPU Quadro K5000Tesla K20のデュアルGPU の設定を活用することで、Maximus は、1基目の GPU でグラフィックスを処理し、2基目のGPU でタスクのコンピューティングを行うようにしたのです。このようにすることで、ワークフローやパフォーマンスを損なうことなく、希望のGPU加速が提供できるようになりました。

リアルタイムでNVIDIA Tesla GPU によるFluid シミュレーションを行うMaxonのCinema 4D と Jawsetの Turbulence FD
リアルタイムでNVIDIA Tesla GPU によるFluid シミュレーションを行うMaxonのCinema 4D と Jawsetの Turbulence FD

Lightdog Films では、Maximusを採用した際にその違いが即座にわかりました。Maximusは、即座にワークフローに革命をもたらしたのです。「最も重要な違いは、シミュレーションを処理しながら、マシーンで作業を続けられることです。というのは、各ボードが様々なタスクを処理して、全てを制限から解いてくれるからです。」と Leidy氏は説明します。「加熱プラズマを発射する銃でのショットについていえば、以前はこのショットを完成させるには、全員が作業にいつまでもかかりっきりでいなくてはなりませんでした。しかし、Maximus ではシステムは一つだけなので私がそこにいればいいだけですし、エレメントは、ほんの何分かで仕上がってくるのです。本当に刺激的ですよ。」

「私は、Maximus が私たちのワークフローをどんなに変えてくれたか、誇張して言っている訳ではありません。」と Leidy氏は続けます。「以前は煙などのエレメントを扱って作業をしている時には、繰り返しの間に多くの遅延が生じるのを大目に見なくてはなりませんでした。実に時間を食うプロセスだったのです。もしミスをすれば、初めからからやり直さなければなりませんでした。しかし今では、Maximus やJawsetの TFDによるGPUの加速が追加されたので、私たちはインタラクティブに作業をすることができます。ショットは、以前は難しくてできなかったショットも、今では社内で完成させることができます。」

「Maximus は、1つの中に2つのワークステーションを持つようなものです。柔軟性があるため、私は今まであえてしようとしなかったことに挑戦できるようになりました。」

効果:

Maximusは、 Lightdog Filmsのワークフローに革命を起こした結果、顧客に提供する作品の量と品質が向上しました。「外部の商業作品を引き受ける時、弊社では基本的に固定レートというよりも、フリーランサーとして料金を請求しています。」と Leidy氏は述べます。「Maximus により、私たちは、仕事がさらに早くできるようになり、利益も2倍になりました。1つ目のメリットは、Lightdog Filmsを雇用すると1時間当たりの原価価値が向上してクライエントに満足していただけたこと、2つ目はさらに多くの仕事を引き受けることができたことです。したがって私たちのROIはかなり向上しました。」

Maximus は、Lightdogに対して費用節約ができる他のメリットも提供してくれました。「私がクライアントと計算したコストの一部について考えた時、はたしてレンダリング会社等のリソースに頼る必要があるかどうかということを思い浮かべました。」とLeidy氏は説明します。「Maximusを使用すれば、外部のレンダリング会社に頼る必要はありません。自分のマシーンでほぼ全てのことができるからです。つまり、私はクライエントのリソースを利用する必要がないので、双方にとってコストが削減できるのです。また、これは以前でしたら存在していなかったような小さな店舗にも機会を提供してくれます。今では、自分自身のプロジェクトを開発し、最高の作品と競合できるような魅力的なビジュアル作品を制作することができます。Maximus を使用すれば、特有の障壁に直面せずに制作をすることができます。基本的には、1台のコンピュータでレンダリング全体を管理するようなものです。パフォーマンスが向上するため、さらに直感型に、さらにインタラクティブに作業することができます。以前でしたら禁じられていたような規模で、作業することができるようになりました。」

Leidy氏は、将来的に映画製作のパイプラインの全分野でこれを活用しようと考えて胸を躍らせています。「現像の分野は、ショットの様々なエレメントの間で多くの調整が行われるため、Maximus が本当に活躍できる分野なのです。前もって細部について見れば見るほど、作品はよくなります。Maximusを設定すれば、さらに多くの繰り返しが、さらに速い速度でできるため、VFXサイクルの初期、および最も重大な段階ですぐにメリットが得られます。次に、全体のプロセスでそれを続行させるのです。」

Leidy氏はこう締めくくります。「煙や火のように複雑なものとインタラクティブに作業をする能力は、非常に重要なものです。昔は1ショットにつき1つか2つのエレメントについて、あるいは1回に1つか2つのエレメントについて作業をしていたのに、今では、1ショットにつき5つか6つのエレメントについて、あるいは1回に5つか6つのエレメントについて作業することができます。さらに今ではさらに時間も短縮されました。私は基本的にストーリーをさらに説得力のある方法で語る場合は、他より大きいキャンバスとブラシを使います。Maximusでは、マシーンによる限界はありません。ただ私の想像力には限りがありますが。」