NVIDIA Tegraに日本のマルチプラットフォームエンジンが最適化|NVIDIA
 

NVIDIA Tegraに日本のマルチプラットフォームエンジンが最適化

 
 

家庭用ゲーム機のような高品質なゲームがTegra搭載モバイル端末向けに容易に開発が可能になる。

2011年9月6日 - CEDEC 2011 (日本)- エヌビディアは国内2社の著名なミドルウェアおよびゲーム開発会社がNVIDIA® Tegra™モバイルスーパーチップ搭載のスーパーフォンやタブレット向けの高品質のゲーム開発もしくはポーティングに必要な全ての開発環境をワンストップソリューションとして提供し始めると発表しました。

マルチプラットフォームゲームエンジンであるシリコンスタジオ株式会社の「DAIKOKU-YEBIS」と株式会社プレミアムエージェンシーのの「CHIDORI」がTegraプロセッサへのサポートを追加しました。 このゲームエンジン開発メーカーと協業することで、ゲーム開発者は、簡単に強力なマルチコアのCPUや家庭用ゲーム機同等の高品質なグラフィックス、そしてPhysXテクノロジをモバイルゲームの環境で利用できるようになります。

エヌビディア・コーポレーション、ゲームコンテンツアンドテクノロジ、ヴァイスプレジデントのアシュ・レゲは以下のように述べています。 「弊社では、日本のゲーム開発者が日本独特で面白いゲームをTegra向けに開発されるのをとても楽しみにしています。 日本で著名なゲームエンジンと協業することで、弊社が多様な開発ソリューションと容易なポーティング環境をゲーム開発者に提供できることを光栄に思っています。」

シリコンスタジオ株式会社代表取締役社長 寺田 健彦氏が下記のように述べています。「NVIDIA Tegraは非常にパワフルなモバイルプロセッサです。NVIDIA Tegraに対応した我々のマルチプラットフォーム対応ミドルウェアYEBISとDAIKOKUを利用することで、家庭用ゲーム機向けに作られたゲームと同等のグラフィックスをNVIDIA Tegra搭載タブレットやスマートフォンでも実現できます。また、我々が開発したオールインワンゲームエンジンのOROCHIも、今冬にはNVIDIA Tegra対応版のリリースを予定しております。」

株式会社プレミアムエージェンシー代表取締役社長 山路 和紀氏は下記のように述べています。「NVIDIA Tegra(以下、Tegra)には家庭用ゲーム機相当の描画能力があります。
今夏より、我々の開発したクロスプラットフォームゲームエンジン『千鳥』はTegraへの最適化を進めてきました。Tegraの特徴であるマルチコアエンジン対応として、千鳥用3Dエフェクトツール『PET』のマルチスレッド化を行い、高いグラフィック性能を実現する『葵』ライブラリのシェーダー機能も実装し、軽快で美しいグラフィックを表現できるようになりました。さらに、物理シュミレーションPhysXの実装も確認済です。今後のモバイル環境でこれらが利用できるようになると、Tegra対応デバイスは間違いなく次世代ゲームマーケットの一翼を担うようになると確信します。」

世界初のデュアコアモバイルプロセッサ、Tegraはモバイル性能の基準を上げ、新しい可能性と機能をモバイル端末に与えました。 全く新しいジャンルのスーパーフォンやタブレットを定義しました。 ディアルコアCPUとNVIDIA GeForce GPU実装するTegraプロセッサはAdobe Flashのサポート、HDビデオ、そして家庭用ゲーム機の高品質なゲームを提供します。

エヌビディアはゲーム開発者と密にサポートすることによって、Tegraプロセッサに最適化したゲーム開発のお手伝いすることで優れたゲーム体験をお届けします。 Tegraに最適化したゲームは無料のTegra Zoneアプリもしくはwww.tegrazone.jpで紹介されており、アンドロイドマーケットよりダウンロード購入可能です。

関連リンク:
//www.siliconstudio.co.jp/
//www.premiumagency.com/
//www.nvidia.co.jp/object/tegra-jp.html

シリコンスタジオおよび製品「DAIKOKU」「YEBIS」「OROCHI」について

会社概要
シリコンスタジオ株式会社は、エンターテインメントの業界で、デジタルコンテンツに関する事業を幅広く展開するために2000年1月1日に設立されました。レンダリング技術のリサーチ&デベロプメント、ゲームコンテンツ開発、オンラインゲーム環境の構築とソリューション提供とデジタルクリエイター派遣の4事業を中心に、業界最高峰の技術提供を行いながら、多くの人々に感動を与えられる企業を目指しております。

DAIKOKU
DAIKOKU:ASP (Advanced Shader Pipeline)は、有用なリアルタイムのシェーディングテクニックを提供するグラフィックスミドルウェアです。ゲーム開発者はプログラマブルシェーダを記述せずに、高度なシェーディングを活用することができます。

YEBIS
YEBIS:PPFX (an advanced post processing effects library)は、レンダリングされた画像に対するさまざまな次世代ポストエフェクト機能を提供するマルチプラットフォームのミドルウェアです

OROCHI
OROCHIはゲーム開発に必要な機能を数多く備えるオールインワンの国産ゲームエンジンです。搭載された12のライブラリと40以上の開発ツールに加え、充実した日本語ドキュメントとサポートによってストレスのないゲーム開発を実現します。さらに複数プラットフォームへの自動ポーティングも可能なので、あらゆる側面からゲーム開発コストを削減できます。

プレミアムエージェンシーと製品「千鳥」エンジンについて

会社概要
プレミアムエージェンシーは2003年に設立されて以来、ゲーム、アニメ、映画など様々な分野で高品質な3DCGを駆使した作品を世に送り出してまいりました。また、その歴史を支えてきたのが2005年誕生の日本初のクロスプラットフォームエンジン「千鳥」という技術です。「千鳥」はスマートフォンでも、ハイエンドグラフィックシェーダー機能が実装されており、軽快で美しいグラフィックスが安価で実現することができます。プレミアムエージェンシーは、今後も、3Dエンターテイメント、3Dアプリの世界を広げることに貢献したいと考えています。

千鳥エンジン
9つのプラットフォームに対応する国産のクロスプラットフォームゲームエンジンです。
PlayStationⓇVita、Android OS、iOS、Windows®、Xbox360®、PlayStation®3、PlayStation®2、PSP®、Nintendo Wii™等、外販されるゲームエンジンとしては、世界一のプラットフォーム対応数を誇り、ワンソースマルチプラットフォーム展開が可能です。また、「千鳥」はジャンルを問わずゲームのスクラッチ開発を可能にし、ゲーム性を限定されてしまうことはありません。
さらに、実用アプリも制作可能な汎用性の高い「千鳥」エンジンは、AR(LiveAR)、ブラウザ3D(MAJUA)などに拡張利用可能なコア技術です。

葵ライブラリ
葵ライブラリは、プレミアムエージェンシーの制作現場で培ってきたリアルタイム・シネマティック・グラフィックライブラリです。BloomやDoFのような汎用的なポストエフェクトから、水彩画フィルターのような特殊なシェーダーまで、50を超える多種多様なポストエフェクト、シェーダー、その他各種マテリアルが取り揃えてあります。

CEDEC2011 - NVIDIAセッション
9月8日(木) 11:20~12:20 「Tegra 技術概要および Tegra ゲーム開発について」
//cedec.cesa.or.jp/2011/program/PG/C11_PR0020.html 

9月8日(木) 16:30~17:30 「NVIDIA PhysX バージョン3とAPEXのご紹介」
//cedec.cesa.or.jp/2011/program/PG/C11_PR0021.html 

9月8日(木) 17:50~18:50 「DirectX最新グラフィックス技法のご紹介」
//cedec.cesa.or.jp/2011/program/PG/C11_PR0022.html 

CEDEC2011 - パネルディスカッション
9月6日(火) 17:50~18:50 「西川善司の『CEDEC 2011』ゲーム開発マニアックス(グラフィックス編) 」
//cedec.cesa.or.jp/2011/program/PG/C11_P0012.html 

NVIDIAについて
NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は1,900以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、www.nvidia.co.jp あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本案件に関するお問合せ先:

エヌビディア
マーケティング本部 広報/マーケティング・コミュニケーションズ
中村
Emailアドレス: knakamura@nvidia.com
Tel: 03-6743-8712 Fax: 03-6743-8799

エヌビディア広報事務局
共同PR株式会社 武内 / 渡部
Emailアドレス: n-takeuchi@kyodo-pr.co.jp / hi-watanabe@kyodo-pr.co.jp
Tel: 03-3571-5326 Fax: 03-3574-0316