NVIDIA、2015年会計年度第4四半期の業績を発表|NVIDIA
 

NVIDIA、2015年会計年度第4四半期の業績を発表

 
 
  • 第4四半期は売上高が前年同期の11億4000万ドルから9%増の12億5000万ドルと過去最高を記録
  • 希薄後1株当たり利益はGAAPベースが前年同期の0.25ドルから40%増加して0.35ドル、非GAAPベースが前年同期の0.32ドルから34%増加して0.43ドル
  • 2015年会計年度の売上高も、前年度の41億3000万ドルから13%増の46億8000万ドルと過去最高を記録
  • 2015年会計年度の希薄後1株当たり利益はGAAPベースが前年度の0.74ドルから51%増加して1.12ドル、非GAAPベースが前年度の0.99ドルから43%増加して1.42ドル

2015年2月11日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、2015年1月25日を末日とする2015年会計年度第4四半期の売上高が12億5000万ドルと過去最高を記録したと発表しました。これは、前年同期の11億4000万ドルから9%増、前四半期の12億3000万ドルから2%増にあたります。

2015年会計年度の売上高も、前年度の41億3000万ドルから13%増加して46億8000万ドルと過去最高を記録しました。

米国GAAP (一般に公正妥当と認められた会計原則)に基づく業績では、希薄後1株当たりの利益が0.35ドルと、前年同期の0.25ドルから40%増、前四半期の0.31ドルから13%増となりました。非GAAPに基づく希薄後1株当たり利益は0.43ドルと、前年同期の0.32ドルから34%増、前四半期の0.39ドルから10%増となりました。

2015年会計年度のGAAPに基づく希薄後1株当たり利益は1.12ドルで、前年度の0.74ドルから51%増加しました。また、非GAAPに基づく希薄後1株当たり利益は1.42ドルと、前年度の0.99ドルから43%増加しました。

NVIDIAの社長兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「当社はそれぞれに特化したプラットフォームを各種の市場に提供していますが、そのすべてにおいて勢いが高まりつつあり、その結果、四半期としても年度としても過去最高の売上を上げることができました。」

「急速に成長しつつあるグローバルなゲーム市場については、GeForceとSHIELDのおかげで、リーチが拡大しつつあります。自動車業界については、自動走行車両の開発において、自動車用コンピューティング・プラットフォームのDRIVEが中心的役割を果たすようになりました。エンタープライズ各社が高いグラフィックス性能を要求するアプリケーションの仮想化を進めていますが、それを可能にしているのがNVIDIAのGRIDです。そして、深層学習革命に火を付ける一助となっているのが、Teslaアクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームです。」

「このようなプラットフォームの成功を見れば、ビジュアル・コンピューティングの重要性が高まりつつあることがひしひしと感じられ、NVIDIAの前にさまざまなチャンスが存在することもよく分かります。」

本第4四半期において、NVIDIAは、現金配当として4600万ドルを支払ったほか、20万株の自社株買いを実施しました。2015年会計年度通期では、現金配当が1億8600万ドル、自社株買いが4440万株、8億1400万ドル相当となりました。その結果、NVIDIAは、2015年会計年度において総額10億ドルを株主に還元したことになります。

資本返還プログラムは2013年会計年度第4四半期に再開したわけですが、以来、NVIDIAは、総額でおよそ22億2000万ドルを株主へ還元したことになります。これは、2013年会計年度から2015年会計年度におけるフリー・キャッシュフロー累積額の111%にあたり、それ以前に生みだしたキャッシュの資本返還プログラムが順調に進んでいることを示しています。

四半期の現金配当と自社株買いは2016年会計年度においても継続し、6億ドル程度を株主へ還元する予定です。

次回の四半期配当(1株当たり0.085ドルの現金配当)は、2015年2月26日を配当基準日として2015年3月19日に支払う予定です。この一部は、米国連邦所得税制において資本還元とみなされるものとNVIDIAでは考えています。


四半期財務情報(GAAPベース)の比較

(単位:百万ドル 1株当たりのものを除く)

Q4 FY15

Q3 FY15

Q4 FY14

Q/Q

Y/Y

売上高

$1,251

$1,225

$1,144

2%増

9%増

売上高総利益率

55.9%

55.2%

54.1%

70 bps増

180 bps増

営業費用

$468

$463

$452

1%増

4%増

純利益

$193

$173

$147

12%増

31%増

希薄後1株当たりの利益

$0.35

$0.31

$0.25

13%増

40%増


四半期財務情報(非GAAPベース)の比較

(単位:百万ドル 1株当たりのものを除く)

Q4 FY15

Q3 FY15

Q4 FY14

Q/Q

Y/Y

売上高

$1,251

$1,225

$1,144

2%増

9%増

売上高総利益率

56.2%

55.5%

53.8%

70 bps増

240 bps増

営業費用

$420

$415

$408

1%増

3%増

純利益

$241

$220

$187

10%増

29%増

希薄後1株当たりの利益

$0.43

$0.39

$0.32

10%増

34%増

2016年会計年度第1四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、11億6000万ドル±2%の範囲になる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAPベースが56.2%±0.5%、非GAAPベースが56.5%±0.5%となる見込みです。
  • GAAPベースの営業費用は4億7800万ドル程度となる見込みで、非GAAPベースの営業費用は4億2500万ドル程度となる見込みです(訴訟費用を含む)。
  • 2016年会計年度第1四半期のGAAP税率と非GAAP税率は、2014年12月31日に失効した米国連邦研究開発税額控除によるメリットをのぞくと、いずれも、20%±1%の範囲となる見込みです。
  • 資本的支出は、3000万ドルから4000万ドルの範囲になるものと見込まれます。

2015年会計年度第4四半期のハイライト
各市場に特化したプラットフォームについて、NVIDIAは、本第4四半期中に以下の成果を上げました。

ゲーム:

  • GeForce® GTX 960 GPUを発売し、Maxwellアーキテクチャのパワーと効率を199ドルという魅力的な価格でゲーム市場に提供しました。

エンタープライズ向けグラフィックス

  • 本四半期終了直後ですが、NVIDIA GRID vGPU™が可能としたスケーラブルな仮想化3Dグラフィックスを提供する機能をVMware仮想化スイートの新バージョン、VMware Horizon 6がサポートすることを発表しました。

アクセラレーテッド・コンピューティング

オートモーティブ:

NVIDIA® Tegra® X1モバイル・プロセッサを国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショーでお披露目しました。これは256コアのMaxwell™アーキテクチャを採用したモバイル・スーパーチップで、1テラフロップスを超えるコンピューティング・パワーを発揮することができます。

CFOのコメント
NVIDIAの上級副社長兼最高財務責任者、コレット・クレス(Colette Kress)による本四半期に関するコメントを//investor.nvidia.com/で読むことができます(英語)。

電話会議とウェブキャストについて
NVIDIAでは、2015年会計年度および同第4四半期の業績と今後の見通しについて、アナリストと投資家のみなさまを対象とした電話会議を実施しました。ウェブ・キャストは録音し、2016年会計年度第1四半期の業績に関する電話会議がおこなわれるまで提供します。

NVIDIAでは、GAAPベースの要約連結財務諸表と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非GAAPベースの財務指標を使用しています。使用している非GAAP財務指標は、非GAAPベースの売上高総利益、非GAAPベースの売上高総利益率、非GAAPベースの営業費用、非GAAPベースのその他の損益、非GAAPの支払法人税、非GAAPベースの純利益、非GAAPベースの希薄後1株当たり純利益あるいは利益、およびフリー・キャッシュフローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAPベースの財務指標と非GAAPベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連するGAAP財務指標から、株式報酬費用、法的整理、ぜい弱なダイ/パッケージング素材セット積立金取崩、買収関連費用、関連会社以外への投資による損益、社債割引料に関連する支払利息、その他の費用、および、存在する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。フリー・キャッシュフローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いたGAAPベースの現金合計額として算出されます。非GAAP財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであるとNVIDIAでは考えています。なお、NVIDIAが提示している非GAAP財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAPベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIAが提示する非GAAP財務指標は、他社が提示する非GAAP財務指標とは異なる可能性があります。

NVIDIAの最新情報は、以下の方法で入手できます。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpおよび//blogs.nvidia.com、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている記述の中には、それぞれのマーケットに特化したプラットフォーム、成長著しいグローバル・ゲーミング・マーケットにおけるGeForceおよびSHIELDの勢力、GRIDが多くの企業においてグラフィック・インテンシブなアプリケーションの利用を向上させること、Teslaがもたらしたコンピューティング・プラットフォームの成長により深層学習革命が加速したこと、ビジュアル・コンピューティングの重要性が増していること、NVIDIAが2016年度において株主に対し約6億ドルを還元する意思を有していること、NVIDIAによる配当金の支払いの一部が資本返還に相当すると見なされること、2016年度の第一四半期におけるNVIDIAの財務状況の見通し、2016年度の第一四半期においてNVIDIAに適用される税率、GeForce GTX 960 GPU、 NVIDIA GRID vGPU、 NVIDIA Tesla アクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォーム、 Tesla K80 デュアルGPU アクセラレータ、 Tegra X1 モバイル・プロセッサー およびNVIDIA DRIVEがもたらす利益およびかかる製品の特徴など、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関しては、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2014年10月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類はコピーがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基くものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNDIVIAは一切負いません。

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