NVIDIA、2017年会計年度第2四半期の業績を発表|NVIDIA
 

2017年会計年度第2四半期の業績を発表

 
 

カリフォルニア州サンタクララ(2016年8月11日) ―NVIDIA(NASDAQ:NVDA

  • 第2四半期の売上高は、前年同期比24%増の14億3,000万ドルと、全てのプラットフォームで成長
  • 米国GAAPに基づく業績では、希薄後1株当たり利益は0.40ドル。非GAAPベースの希薄後1株当たり利益は前年同期比56%増の0.53ドル
  • ディープラーニングへの需要が高まる中、PascalベースのGPUを満を持して発売

NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は、2016年7月31日を末日とする第2四半期の売上高が14億3,000万ドルとなったと発表しました。これは前年同期の11億5,000万ドルから24%増、前四半期の13億ドルから9%増にあたります。

米国GAAP(一般に公正妥当と認められた会計原則)に基づく業績では、希薄後1株当たり利益は、前年同期の0.05ドルから2017年度第2四半期には0.40ドルとなりました。これは、前四半期の0.33ドルから21%増にあたります。非GAAPに基づく希薄後1株当たり利益は0.53ドルと、前年同期の0.34ドルから56%増、前四半期の0.46ドルから15%増となりました。

NVIDIAの共同創立者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「当社の新しいPascal世代GPUへの強い需要と、ディープラーニングへの関心の急速な高まりが、記録的な業績をもたらしました。当社は、グラフィックスとコンピューター・ビジョン、人工知能(AI)が統合された未来を創造すべく重点的に取り組んでおり、そうした戦略が、当社の各プラットフォーム(ゲーミング、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション、データセンタ、自動車)全体の成長を促しています。」

「ディープラーニングとAIは、あらゆる産業と市場に影響を及ぼすでしょう。その影響について思いを巡らすと、今まで以上にワクワクします。当社は、ディープラーニング向けGPU演算スタック全般を進化させるために、過去5年間に多額の投資を行ってまいりました。そして今日、当社は世界中の研究開発機関とパートナーと組み、この有力な技術を普及させてその未来を作り出すための準備を整えています。」

資本の還元

2017年会計年度上半期、NVIDIAは自社株買いのために5億900万ドルを、現金配当として1億2,400万ドルをそれぞれ支払いました。

NVIDIAは、次回の四半期現金配当を1株当たり0.115ドルとし、2016年8月25日を配当基準日として2016年9月16日に支払う予定です。

2017年会計年度第2四半期の概要

四半期財務情報(GAAPベース)の比較
(単位:百万ドル 1株当たりのものを除く) Q2 FY17 Q1 FY17 Q2 FY16 Q/Q Y/Y
売上高 $1,428 $1,305 $1,153 9%増 24%増
売上高総利益率 57.9% 57.5% 55.0% 40 bps増 290 bps増
営業費用 $509 $506 $558 1%増 9%減
営業利益 $317 $245 $76 29%増 317%増
純利益 $253 $196 $26 29%増 873%増
希薄後1株当たりの利益 $0.40 $0.33 $0.05 21%増 700%増
四半期財務情報(非GAAPベース)の比較
(単位:百万ドル 1株当たりのものを除く) Q2 FY17 Q1 FY17 Q2 FY16 Q/Q Y/Y
売上高 $1,428 $1,305 $1,153 9%減 24%増
売上高総利益率 58.1% 58.6% 56.6% 50 bps増 150 bps増
営業費用 $448 $443 $421 1%増 6%増
営業利益 $382 $322 $231 19%減 65%増
純利益 $313 $263 $190 19%減 65%増
希薄後1株当たりの利益 $0.53 $0.46 $0.34 15%減 56%増

2017年会計年度第3四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、16億8,000万ドルからプラスマイナス2%の範囲となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAPベースが57.8%からプラスマイナス0.5%、非GAAPベースが58.0%からプラスマイナス0.5%の範囲となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAPベースが約5億3,000万ドル、非GAAPベースが約4億6,500万ドルとなる見込みです。
  • 2017年会計年度第3四半期の税率は、GAAPベース、非GAAPベースともに21%プラスマイナス1%となる見込みです。
  • 資本支出は約3,500万ドルから4,500万ドルの範囲になるものと見込まれます。

2017年会計年度第2四半期のハイライト

本第2四半期においてNVIDIAは、4つの主要なプラットフォームごとに以下のような成果を上げることができました。

ゲーム:

  • ゲーミングGPUのPascal™ ファミリのうち、最初の4製品(最速スピード、最大の電力効率を誇るNVIDIA® GeForce® GTX 1080および1070、イマーシブなVRを高い電力効率で実現するGTX 1060、これまでで最もパワフルなコンシューマー向けGPUのTITAN X)を発表しました。
  • 高画質のグラフィックスや双方向オーディオ、物理的特性のシミュレーションを用いることにより、新たなレベルの臨場感を実現した当社初のゲーム、NVIDIA VR Funhouseを発表しました。
  • ゲームの世界を360度撮影できるNVIDIA Anselを発売しました。この製品によって、ゲームプレイヤーは、ゲーム中のお気に入りの瞬間を捉えたスクリーンショットを持ち運んだり、シェアしたりすることができます。

プロフェッショナル・ビジュアライゼーション:

  • 最新鋭のワークステーションを作動させ、設計担当者が従来の2倍のスピード(最大)で複雑な設計図を処理できるようにしたQuadro® P6000を発表しました。
  • SIMとのパートナーシップで、視線追跡を利用し、開発担当者がよりイマーシブなVR環境を創造できるようにした革新的なレンダリング技術を発表しました。
  • 開発担当者の双方向レイトレーシング能力、360度のビデオ・スティッチングおよびストリーミング能力、実物に基づく素材の描画能力を高める、NVIDIA DesignWorks™、NVIDIA VRWorks™、新SDKを一新しました。

データセンタ:

  • Tesla® M10によって全てのエンタープライズ・アプリケーションの仮想化に向けた道を開き、業界最高のユーザー密度を提供しました。
  • PCI Expressベースのサーバ向けにTesla P100 GPU acceleratorを発表し、CPUベースのシステムよりも高いパフォーマンスと価値を提供しました。
  • ディープラーニングやデータ・サイエンスの分野に躍進をもたらすスタートアップにNVIDIAの技術と専門知識へのアクセスを提供し、その成長を支援するInception Programを発表しました。

自動車:

  • ディープラーニングのパイオニア、New York University’sのチームと共同で、先進的な自動運転技術の研究を開始しました。

CFOコメント

NVIDIAの上級副社長兼最高財務責任者、コレット・クレス(Colette Kress)による本四半期に関するコメントを//investor.nvidia.com/(英語)で読むことができます。

電話会議とウェブキャストについて

NVIDIAでは、2017年会計年度第2四半期の業績および今後の見通しについて、アナリストと投資家のみなさまを対象とした電話会議を、8月11日に米国太平洋標準時で午後2時(米国東部標準時で午後5時)から行いました。この電話会議のウェブキャスト(試聴モード)は、NVIDIAのインベスター・リレーションズ用ウェブサイト、//investor.nvidia.comおよびwww.streetevents.comからアクセスできます。このウェブキャストは録音されて、2017年会計年度第3四半期の業績に関する電話会議が開催されるまで提供されます。

非GAAP財務指標について

NVIDIAでは、GAAPベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非GAAPベースの財務指標を使用しています。使用している非GAAP財務指標は、非GAAPベースの売上高総利益、非GAAPベースの売上高総利益率、非GAAPベースの営業費用、非GAAPベースの営業利益、非GAAPベースのその他の利益(費用)、非GAAPの支払法人税、非GAAPベースの純利益、非GAAPベースの希薄後1株当たり純利益あるいは利益、非GAAPベースの希薄後株式数、希薄後1株当たりのリストラその他関連費、ならびにフリー・キャッシュフローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAPベースの財務指標と非GAAPベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連するGAAP財務指標から、株式報酬費用、製品保証費用、リストラその他関連費、買収関連費用、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、および、存在する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。非GAAPベースの希薄後1株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。希薄後1株当たりのリストラその他関連費の影響額は、法人税控除前のリストラその他関連費をGAAPベースの希薄後株式数で除して算出されます。フリー・キャッシュフローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いたGAAPベースのキャッシュ純額として算出されます。非GAAP財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであるとNVIDIAでは考えています。なお、NVIDIAが提示している非GAAP財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAPベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIAが提示する非GAAP財務指標は、他社が提示する非GAAP財務指標とは異なる可能性があります。

NVIDIAについての最新情報:
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NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、ビジュアル・コンピューティングという芸術的な科学の世界をリードしてきました。ゲーミング、自動車、データセンターおよびプロフェショナル・ビジュアリゼーションの分野で特化したプラットフォームを提供し続けています。NVIDIAの製品は仮想現実、人工知能、自律走行車の開発においても最新の技術を提供しています。詳しい情報は、//nvidianews.nvidia.com/をご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている、内容は予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2016年1月31日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類は写しがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNVIDIAは一切負いません。

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