NVIDIA、2017年会計年度第2四半期の業績を発表|NVIDIA
 

2017 年会計年度第3四半期の業績を発表

 
 

カリフォルニア州サンタクララ(2016 年 11 月 10 日) ―NVIDIA (NASDAQ:NVDA)

  • 第 3 四半期の売上高は前年同期比 54% 増の 20 億ドルを記録
  • 米国 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 89% 増の 0.83 ドル、非 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 104% 増の 0.94 ドルを記録
  • 米国 GAAP に基づく業績では、売上高総利益率は 59.0%、非 GAAP に基づく業績では、売上高総利益率は 59.2% を記録
  • 四半期現金配当は 22% 増の1株当たり 0.14 ドル。2018 年会計年度については、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定

NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2016 年 10 月 30 日を末日とする第 3 四半期の売上高が 20 億ドルとなったと発表しました。これは、前年同期の 13 億ドルから 54% 増、前四半期の 14 億 3,000 万ドルから 40% 増にあたります。

米国 GAAP に基づく業績では、第 3 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は 0.83 ドルとなりました。これは、前年同期の 0.44 ドルから 89% 増、前四半期の 0.41 ドルから 102% 増にあたります。非 GAAP に基づく業績では、希薄後 1 株当たりの利益は 0.94 ドルとなり、前年同期の 0.46 ドルから 104% 増、前四半期の 0.53 ドルから 77% 増となりました。

NVIDIA の創設者兼 CEO、ジェンスン・フアン (Jen-Hsun Huang) は、次のように述べています。「飛躍の四半期でした。全ての製品がおしなべて堅調であったことが、過去最高の売上高、過去最高の利益率、そして過去最高の利益につながりました。」「当社の新 Pascal GPU は、性能が全面的に向上し、ゲーム、VR、自動運転車およびデータセンタ AI コンピューティングで大活躍しています。」

「NVIDIA は、ディープラーニングの推進のために、長年にわたる労力と数十億ドルの資金を投じてきました。NVIDIA の GPU ディープラーニング・プラットフォームは、あらゆる AI フレームワークで作動しており、アマゾンや IBM、マイクロソフト、アリババのクラウド・サービスやあらゆる OEM サーバーで利用できます。GPU ディープラーニングは、次世代のコンピューティングの到来を告げるイノベーションのうねりのきっかけとなりました。」

資本の還元

NVIDIA は、2017 年会計年度第 3 四半期までの累計で、自社株買いのために 5 億 900 万ドルを、現金配当として 1 億 8,500 万ドルを支払いました。結果として、2017 年会計年度第 3 四半期までの累計で、6 億 9,400 万ドルを株主に還元したことになります。当社は、2017 年会計年度中に約 10 億ドルを株主に還元する予定です。

2018 年会計年度については、四半期の現金配当と自社株買いの継続を通じて、約 12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。当社取締役会は、自社株買いプログラムに基づいて、2020 年 12 月末までに合計 29 億 6,000 万ドルを利用できるよう、20 億ドルを追加で承認しました。

四半期現金配当については、前四半期の 1 株当たり 0.115 ドルから 22% 増の1株当たり 0.14 ドルとなると発表しました。次回の四半期現金配当は、2016 年 11 月 28 日を配当基準日として、2016 年 12 月 19 日に支払う予定です。

2017 年会計年度第 3 四半期の概要

四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q3 FY17 Q2 FY17 Q3 FY16 Q/Q Y/Y
売上高 $ 2,004 $ 1,428 $ 1,305 40% 増 54% 増
売上高総利益率 59.0% 57.9% 56.3% 110 bps 増 270 bps 増
営業費用 $ 544 $ 509 $ 489 7% 増 11% 増
営業利益 $ 639 $ 317 $ 245 102% 増 161% 増
純利益* $ 542 $ 261 $ 246 108% 増 120% 増
希薄後1株当たりの利益* $ 0.83 $ 0.41 $ 0.44 102% 増 89% 増
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q3 FY17 Q2 FY17 Q3 FY16 Q/Q Y/Y
売上高 $ 2,004 $ 1,428 $ 1,305 40% 増 54% 増
売上高総利益率 59.2% 58.1% 56.5% 110 bps 増 270 bps 増
営業費用 $ 478 $ 448 $ 430 7% 増 11% 増
営業利益 $ 708 $ 382 $ 308 85% 増 130% 増
純利益 $ 570 $ 313 $ 255 82% 増 124% 増
希薄後1株当たりの利益 $ 0.94 $ 0.53 $ 0.46 77% 増 104% 増

* NVIDIA は 2017 年会計年度第 3 四半期に、新会計基準 (ASU 2016-09) を適用しました。これにより、2017 年会計年度 (本年の全会計四半期を含む) から調整を反映させることが義務付けられました。新会計基準適用の一次的な影響として、貸借対照表上の払込資本金ではなく、所得税引当金において超過税務便益が認識されました。新会計基準の適用により、2017 年会計年度第 1 四半期および第 2 四半期の GAAP ベースの希薄後 1 株当たり利益は、それぞれ 0.02 ドル、0.01 ドル増加しました。

2017 年会計年度第 4 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、21 億ドル ±2% の範囲になる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 59.0% ±0.5%、非 GAAP ベースが 59.2%±0.5% となる見込みです。
  • GAAP ベースの営業費用は約 5 億 7,200 万ドル程度となる見込みで、非 GAAP ベースの営業費用は約 5 億ドル程度となる見込みです。
  • 2017 年年度第 4 四半期のにおける GAAP 税率および非 GAAP 税率はともに 20%±1% となる見込みです。
  • 資本支出は約 4,500 万ドルから 5,500 万ドルの範囲になるものと見込まれます。

2017 年会計年度第 3 四半期のハイライト

ゲーム:

  • NVIDIA® のゲーム テクノロジが家庭用ゲーム機 Nintendo Switch (ニンテンドー スイッチ) に採用されることを発表しました。
  • Pascal™ GPU のラインナップに GeForce® GTX 1050 と GTX 1050 Ti を投入し、新たなゲーム プレイヤーが GeForce による PC ゲームの楽しさを発見する機会を提供しています。
  • ノート PC 向けに GeForce GTX 1080、1070 および 1060 を発売し、美しいデザインのノート PC で最新鋭のゲーム プラットフォームを利用できるようになりました。

データセンタ:

  • GPU テクノロジ・カンファレンスの world tour を 8 都市に拡大し、今年は 18,000 名の開発者、研究者、科学者などにアピールすることができました。
  • Tesla® P40 および P4 GPUs、そして NVIDIA TensorRT ディープラーニング推論フレームワークを発表しました。これにより、NVIDIA のディープラーニング・プラットフォームは、トレーニングの域を超えてハイパースケール・データセンタにおける AI の推論生成ワークロードの高速化の領域まで広がります。
  • OpenAIドイツの DFKI およびスイスの ITSIA などの調査機関、スタンフォード大学、ニューヨーク大学、カリフォルニア大学バークレー校などの複数の大学、ならびに SAP などの多国籍企業に NVIDIA DGX-1™ の AI スーパーコンピューターの提供を開始しました。
  • ロボットの生産性を向上させ、自動化工場に新たな能力をもたらす AI の導入に向けて日本の FANUC と連携することを発表しました。

自動車:

NVIDA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイスプレジデント・最高財務責任者、コレット・クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを //investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数ならびにフリー・キャッシュフローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、訴訟和解費用、製品保証費用、買収関連費用、拠出金、リストラその他関連費、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、転換社債の早期転換に伴う損失、および存在する場合には、これらの項目に関連する税金の影響を除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。フリー・キャッシュフローは、営業活動の収益から固定資産および無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標を提示することにより、当社の財務実績に対する理解が全般的に高まるものと NVIDIA は考えます。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP ベースの財務指標は、それのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP に従って作成された財務諸表を代替するものでもありません。また、NVIDIA が使用している非 GAAP 財務指標は、他社が使用する非 GAAP 財務指標とは異なる場合があります。

NVIDIAの最新情報は、以下の方法で入手できます。
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NVIDIAについて
NVIDIA は AI コンピューティング カンパニーです。当社が 1999 年に開発した GPU が、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになり、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となりました。詳しい情報は、//nvidianews.nvidia.com/をご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている、全製品の強み: Pascal GPU の成功、NVIDIA GPU ディープラーニング プラットフォームの可用性、GPU ディープラーニングの影響、2017・2018 年度の当社の見込み投資利益、次の四半期の現金配当、当社の 2017 年度の第 4 四半期における経済的見解、第 4 四半期における税率、NVIDIA のゲーミング テクノロジの影響および利点、GeForce GTX GPU、Tesla P40 および P4 GPUs、 TensorRT、FANUC との協業、DRIVE PX 2、バイドゥとの提携および、AI 分野における TomTom との共同開発は、予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Q の 2016 年 7 月 31 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

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