ピクサー・アニメーション・スタジオ、NVIDIAテクノロジの ライセンスを受けて長編映画制作を加速|NVIDIA
 

ピクサー・アニメーション・スタジオ、NVIDIAテクノロジの ライセンスを受けて長編映画制作を加速

 
 

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2015年8月7日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、NASDAQ:NVDA)は本日、コンピュータアニメーションによる長編映画や短編映画の制作を加速するため、ピクサー・アニメーション・スタジオがレンダリング関連のさまざまなNVIDIAテクノロジについてライセンスを受けることを発表しました。

ライセンス契約は複数年度にわたる戦略的なもので、これにより、ピクサーは、NVIDIAの準モンテ・カルロ(QMC)レンダリング手法各種が利用できるようになります。これはレンダリング効率を高められる手法で、特にGPUなどの超並列コンピューティング・アーキテクチャを採用した環境で真価を発揮します。

NVIDIAのエンジニアリング担当副社長兼レンダリング技術担当CTOであるスティーブン・パーカー(Steven Parker)は、次のように述べています。「NVIDIAとピクサーは、長年にわたって協力し、コンテンツ制作ワークフローの改良に努めてきました。NVIDIAのQMCサンプリング・テクノロジを使えば、生みだす映像とアニメーションの品質を最高に保ちつつ、ピクサーのクリエイティブなプロセスを加速することができます。」

ピクサーの副社長兼CTO、スティーブ・メイ(Steve May)は、次のように述べています。「ピクサーでは、アニメーションや映画制作プロセスの限界を打ち破るため、昔からNVIDIAのGPUテクノロジを活用しております。NVIDIAが実装したQMCには、レンダリング機能の拡充とレンダリング時間の大幅削減を実現できる可能性があります。」

ピクサーは、高性能なサブディビジョン・サーフェス評価を超並列CPU・GPUアーキテクチャで実現する「OpenSubdiv」(オープンサブディブ)というオープンソースのプロジェクトを推進していますが、今回の契約では、このプロジェクトにNVIDIAがレイトレーシング・テクノロジを提供することも定められています。この結果、アニメーションに用いられる複雑な「Catmull-Clark」(キャットマル・クラーク)サブディビジョン・サーフェスのレンダリング精度がかつてないレベルまで向上すると期待されています。

NVIDIAについての最新情報:

ピクサー・アニメーション・スタジオについて
ピクサー・アニメーション・スタジオはザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社で、アカデミー賞の受賞実績を持つ映画スタジオです。その技術力とクリエイティブな能力、制作能力は、コンピュータ・アニメーションの世界で高く評価されています。カリフォルニア州北部にスタジオがあり、そこでは、『トイ・ストーリー』、『モンスターズ・インク』、『カーズ』、『Mr.インクレディブル』、『レミーのおいしいレストラン』、『ウォーリー』、『カールじいさんの空飛ぶ家』、『トイ・ストーリー3』、『メリダとおそろしの森』など、大人気のアニメーション映画が制作されてきました。アカデミー賞を30回にもわたり獲得し、興行収入は世界全体で累計87億ドルに達しています。現在、ピクサーの15作目となる長編アニメーション映画、『インサイド・ヘッド』が世界各地の映画館で公開されています。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpおよびhttps://blogs.nvidia.co.jp/、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本プレスリリースに記載されている記述の中には、ピクサーがライセンスを受けるNVIDIAのレンダリング機能の影響、NVIDIAの準モンテ・カルロのレンダリング手法の利益・影響、およびレイトレーシング・テクノロジなど、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2015年4月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類は写しがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基くものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNVIDIAは一切負いません。

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