NVIDIA Quadro 仮想データ センター ワークステーション ソフトウェアが Tesla GPU サーバーをパワフルなワークステーションに転換|NVIDIA
 

NVIDIA Quadro 仮想データ センター ワークステーション ソフトウェアが Tesla GPU サーバーをパワフルなワークステーションに転換

 
 

主要なサーバー OEM から提供される Quadro vDWS がデータ センターからあらゆるワークステーション アプリケーションや HPC アプリケーションをストリーミングし、GRID vPC がデジタルワークプレイスの TCO を最適化

米国カリフォルニア州サンタクララ — (2017 年 8 月 17 日) — NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、NVIDIA® Tesla® GPU アクセラレーテッド サーバーをパワフルなワークステーションに転換して、全社規模の仮想ワークスペースの需要に対応するために必要なリソースを IT 部門に提供する、新しい仮想化ソフトウェア機能を発表しました。

何百ものプロフェッショナル ワークステーション アプリケーションで認定された NVIDIA Quadro® は、長期にわたって当社のプロフェッショナル ビジュアライゼーションの業界標準となってきました。そしてこのたび、NVIDIA Quadro の仮想化データセンター ワークステーション ソフトウェア (Quadro vDWS) によって、仮想グラフィックスとコンピューティング ワークロードの両方を任意の仮想ワークステーションまたはノート PC 上で実行できる無類の体験を、NVIDIA Tesla アクセラレーテッド データセンターから提供することになりました。システム ベンダー 33 社の 120 を超えるシステムで利用可能な Quadro vDWS は、同じ GPU から複数の企業ユーザーにハイエンド パフォーマンスを提供し、所有コストを低減します。

Quadro vDWS によって、世界各地に分散したチーム間でのモビリティとコラボレーションを向上させることができます。また、3D、フォトリアリスティック レンダリング、バーチャル リアリティ、ディープラーニングなどの新しいテクノロジに関連してますます計算集約度が高まるワークフロー と、そのデータ サイズと複雑さの急激な増大 に対応することもできます。これらは特に、エンジニアリングや科学といった (たとえば、最終製品を正確に予測するために設計プロセスでシミュレーションが行われる) 分野で共通の課題です。

NVIDIA Pascal™ アーキテクチャベースの Tesla GPU アクセラレータを利用した場合、Quadro vDWS には以下のような利点があります。

  • 複雑な 3D でのフォトリアリスティックなデザインの作成を可能に – 最大 24 GB の GPU メモリによって大規模な没入型モデルに対応します。
  • 生産性を向上 – 従来の NVIDIA GPU アーキテクチャの最大 2 倍のグラフィックス パフォーマンスを達成し、ユーザーのより適切なすばやい意志決定を可能にします。
  • 統合グラフィックスおよびコンピュート ワークロード – 高速化されたグラフィックスとコンピューティング (CUDA および OpenCL) のワークフローをサポートし、デザインと CAE (Computer Aided Engineering) のシミュレーションを効率化します。
  • Linux ユーザーのパフォーマンスを向上NVIDIA NVENC は、Linux 仮想ワークステーションのユーザーのために、計算集約型のタスクである H.264 ビデオ エンコーディングの負荷を CPU から解放することによって、パフォーマンスとユーザー密度を向上させます。

NVIDIA のプロフェッショナル ビジュアライゼーション事業のバイス プレジデントであるボブ ペティ (Bob Pette) は、次のように述べています。「当社は変革を遂げています。ワークフローの進化によって、従業員の間で AI やフォトリアリズム、VR、コラボレーションの拡大が浸透しつつあります。そこで、求められるパフォーマンスを提供するために、Quadro のビジュアライゼーション プラットフォームも当社とともに進化しているわけです。また、Tesla を搭載したサーバーで Quadro vDWS を実行することで、企業はより大きなデータセットを処理したり、もっとも要求の高いアプリケーションに対応したり、より高度なモビリティのニーズを満たしたりすることができるでしょう。」

Quadro vDWS によって、ESI Group をはじめとする NVIDIA のお客様は、複数のエンジニアを 1 つの GPU でサポートしながら、エンジニアがリモートから優れたアプリケーションにリアルタイムでアクセスし、没入型の製品ビジュアライゼーションを行える環境を実現できます。

ESI のイマーシブ エクスペリエンス担当プロダクト マーケティング マネージャであるエリック カム (Eric Kam) 氏は、次のように述べています。「お客様は、全社規模でのバーチャル リアリティの普及を目指しておられます。しかし、仮想プロトタイプには物理的なプロトタイプと同様の欠点が考えられます。たとえば、比較的コストが高いことや、ハードウェア要件とソフトウェア要件によって場所が限られることなどです。NVIDIA Quadro vDWS と Tesla P40 を利用すれば、当社の VRify アプリケーションによって物理ワークステーションの能力、パフォーマンス、ユーザー エクスペリエンスを実現できます。その結果、大量のデータを使用する 3D 資産の管理や、仮想環境への複雑なジオメトリの統合、リアルタイムの多体物理シミュレーションの実行といった作業をユーザーが容易に行えるようになるほか、それらのデザインの VR を、好きな場所から制限されずに各自のブラウザーで体験することだってできるかもしれません。」

NVIDIA GRID vPC が最新の仮想ワークスペースを実現
製造や設計のワークロードがますます複雑になると同時に、Windows 10 や Office 365 などの日常的なプログラムや YouTube などのストリーミング アプリケーションでは、デジタル ワークプレイスに必要な特徴、機能、優れた仮想 PC ユーザー エクスペリエンスを提供するグラフィックス アクセラレーションが求められるようになっています。

高速化されたグラフィックス VDI の需要の高まりに対応するため、NVIDIA は、NVIDIA GRID™ vPC 製品に対して機能向上を行ったことを発表しました。2017 年 8 月の NVIDIA GRID のリリースと Pascal ベースの NVIDIA Tesla GPU アクセラレータを利用することで、GRID vPC には以下のような利点があります。

  • ユーザー密度とスケーラビリティを向上 – Tesla P40 では、1 GB の仮想デスクトップ プロファイルのインスタンスを最大 24 個サポートします。これは、Tesla M60 と比べて 50% の向上となります。市場をリードするこのグラフィックス仮想化密度を利用することで、IT 部門は、インフラストラクチャ投資を最適化し、高速化されたグラフィックスの仮想デスクトップや仮想アプリケーションを全社規模で提供できるようになります。
  • vGPU の可視性を向上 – エンドツーエンドの管理・監視ツールによって、ホストまたはゲスト レベルで vGPU の可視性を実現します。IT 部門は、アプリケーション レベルの監視機能を利用して、エンド ユーザーのエクスペリエンスをインテリジェントに設計、管理、サポートできるようになります。VMware vRealize Operations (vROps)、Citrix Director、および XenCenter との新たな統合により、単一の統合ビューから柔軟性と制御性をもたらします。
  • サービスを向上 – 新しい GPU リソース スケジューラーによって、IT 部門は、ユーザーに vGPU をシームレスに一貫して割り当てられるようになり、「ノイジー ネイバー (リソースを独占してパフォーマンスを低下させるおそれのあるアプリケーション)」による遅延やユーザー エクスペリエンスの低下を防ぐことができます。

Tesla を利用した仮想 GPU ソリューションがさらなるパワーをより多くのユーザーに
NVIDIA Quadro vDWS と NVIDIA GRID vPC の各ソリューションは、Pascal ベースのTesla GPU アクセラレータによって最適なパフォーマンスを実現できるよう設計されています。 そしてこのたび、NVIDIA Tesla P4、P40、P100 に Tesla P6 が新たに仲間入りしました。Tesla P6 は、ブレード サーバー向けに最適化されており、16 GB のメモリを提供し、1 GB の仮想デスクトップ プロファイルのインスタンスを最大 16 個サポートします。Pascal ベースの Tesla アクセラレータは、需要に対応して全社規模で拡張するのに必要な、グラフィックスおよびコンピューティングのビジュアライゼーション リソースを IT 部門に提供します。

提供時期
Quadro vDWS と NVIDIA GRID vPC ソリューションは、Cisco、Citrix、Dell、HP、IBM、Lenovo、VMware など、世界中の 100 を超えるサーバー システムでご利用いただけるようになりました。また、新しい Pascal ベース機能のサポートも、9 月 1 日から開始されます。

NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

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Quadro vDWS および GRID vPC の利点、影響および可用性に関する記述、Tesla P6 の利点および影響に関する記述、進化するワークフローおよび Quadro ビジュアライゼーション プラットフォームに関する記述を含め (ただし、これらに限定されません)、本プレスリリースに記載されている記述の中には、将来予測的なものが含まれており、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Q の 2017 年 4 月 30 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

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