NVIDIA、コンピューティング業界3度目の変革となる クラウドGPUテクノロジを発表|NVIDIA
 

NVIDIA、コンピューティング業界3度目の変革となる クラウドGPUテクノロジを発表

 
 

グラフィックス用GPU、コンピューティング高速化用GPUに続き、クラウド用GPUを発表

2012年5月15日 - GPU Technology Conference(カリフォルニア州サンノゼ) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、19年前の創業以来3度目の、業界を一新するイノベーションを発表し、GPU Technology Conference(GTC)を開幕しました。発表されたのは、GPUが持つ膨大なコンピューティング能力を活用してクラウド・コンピューティングを高速化するテクノロジです。

5年の歳月をかけて開発されたNVIDIAのクラウドGPUテクノロジは、先日発表されたKepler GPUアーキテクチャーをベースとし、大規模データセンターにおける使用を念頭に設計された技術です。仮想化機能を持ち、複数ユーザーがひとつのGPUを同時に活用できます。また、超高速ストリーミングによる表示機能で遅延がなくなるため、本当は遠隔地にあるデータセンターがすぐ隣にあるように感じられます。究極のエネルギー効率と処理密度でデータセンターのコスト削減にも寄与します。

NVIDIAが今回発表したクラウドGPUテクノロジは、1999年に発表してビジュアル・コンピューティングを一変させたGPUの発明と、2006年に発表したコンピューティングの劇的な高速化を可能にした並列処理技術、CUDA®に続くものです。

NVIDIAの社長兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「KeplerクラウドGPUテクノロジの登場により、今後、クラウド・コンピューティングは新たな世界に入るものと思われます。GPUは不可欠な存在になりました。ゲーマーの体験はGPUが支えていますし、デジタル・アーティストが創造性を発揮する場合にもGPUが必要です。タッチ式機器で美しく、スムーズなグラフィックスを実現する場合にもGPUが不可欠です。そして今回、リモートで働く人々やPCやコンソールというくびきから解きはなたれたいと願うゲーマーに驚異的な体験を提供できるクラウドGPUが登場したわけです。」

Keplerクラウド・テクノロジのエンタープライズ向け実装、NVIDIA VGX™プラットフォームでは、仮想デスクトップの高速化が行えます。このプラットフォームを活用すれば、リモート・コンピューティングをシームレスに提供し、条件の厳しいアプリケーションもノートパソコンやモバイル機器にストリーミングすることが可能になります。

Keplerクラウド・テクノロジのゲーム用実装、NVIDIA GeForce GRIDは、クラウド・ゲーム・サービスの提供に使用します。GaaS(Gaming-as-a-service) プロバイダー向けのこの実装では、魔法のようなゲーム体験をリモートで提供することができます。コンソールさえも凌駕できる可能性があります。

VGXプラットフォームとGeForce GRIDについては、本日、それぞれ別のプレスリリースがNVIDIAから発表されています。ハイパフォーマンスコンピューティングに新たな標準を打ち立てるKeplerアーキテクチャーを採用したNVIDIA Tesla® GPUについてもプレスリリースが発表されています。

GTCでは、NVIDIAのクラウド・テクノロジを支える主要パートナー各社の役員も、フアンとともに登壇しました。Cisco社データセンター・グループ担当上級副社長兼ジェネラルマネージャーのデビッド・イェン(David Yen)氏、テクノロジ・ストラテジストのブラッド・ピーターソン(Brad Peterson)氏、Citrix社グループ副社長兼ジェネラルマネージャーのスミット・ダーワン(Sumit Dhawan)氏、Gaikai社の共同創立者でCEOのデビッド・ペリー(David Perry)氏、Industrial Light & Magic社特殊効果スーパーバイザーのグレイディ・コファ(Grady Cofer)氏などです。

GTCについて
GPU Technology Conferenceは、GPUコンピューティングとビジュアライゼーション、そしてこのような技術が今後の科学やイノベーションにとって重要であるとの認識を世界的に高めることを目的とした会議です。GTCプレスルームでは、NVIDIAおよびそのパートナー各社の最新ニュースが閲覧できます。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると4,500件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIAに関する特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパー ティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改 良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2012年1月29日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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