MiricsとNVIDIA、PCプラットフォームにおけるソフトウェアベースTVを拡大|NVIDIA
 

MiricsとNVIDIA、PCプラットフォームにおけるソフトウェアベースTVを拡大

 
 

信号処理にGPUを活用し、幅広いPCプラットフォームで 世界的に地上波デジタルTVの受信を実現

2009年9月29日 - カリフォルニア州サニーベール - Miricsは本日、NVIDIA® GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を活用するグローバルブロードキャストTVソリューションを開発したと発表しました。大規模並列アーキテクチャ、NVIDIA CUDA™を活用したMirics FlexiTVTMというソフトウェアベースの受信機で、CUDA対応NVIDIA GPUを搭載していればエントリーレベルPCでも安価な汎用TV受信機が利用できるようになりました。

FlexiTVは、一部のアルゴリズムをNVIDIA CUDA対応GPUで処理することにより、システムリソースの最適利用を実現します。だからこそ、MiricsのFlexiTVテクノロジーでは、世界中どこにいても、安価なエントリーレベルのPCでTV受信ができるようになったのです。ビデオのデコードがCUDAの計算エンジン側で行われるため、新たなハードウェアを導入することなく、SDあるいはHDによるTV番組を高画質で楽しむことができます。今までのPC TV受信機と異なり、FlexiTVはソフトウェアによる構成が可能なプラットフォームとなっているため、どの地域においても、無料の地上波放送を受信可能です。

MiricsのCEO、サイモン・アトキンソン(Simon Atkinson)は、次のように述べています。「Mirics社は、FlexiTVでパワフルなNVIDIA CUDAアーキテクチャを活用し、世界中どこにいてもPCプラットフォームでTV受信が行えるようにしました。このイノベーションは、PC OEMメーカーにとってはクロスプラットフォームの低コストTVソリューションとなりますし、消費者にとっては、マルチメディアコンテンツの選択肢が広がることになります。」

NVIDIAのビジュアル・コンシューマ・ソリューションズのゼネラルマネージャー、マイケル・スティール(Michael Steele)氏は、次のように述べています。「NVIDIA CUDA対応GPUは、リアルタイムの信号処理を得意としています。NVIDIA CUDAアーキテクチャとFlexiTVの組み合わせにより、今後は、低価格のネットブック、ノートパソコン、デスクトップPCでSDあるいはHDによる高画質のTV番組を楽しめるようになるでしょう。」

CUDAに最適化したMiricsのFlexiTVソリューションは、現在、一部顧客向けにサンプル提供が行われています。9月30日から10月2日までカリフォルニア州サンノゼで開催されるNVIDIA Emerging Companies Summitではデモを行う予定です。

Mirics社について
Mirics社は、ノートブックPC、メディアプレーヤー、携帯電話などのポータブル機器で融合ワイヤレスコネクティビティを実現するトータルなシステムソリューションを提供しています。中でも、ポータブルなコンピューティング機器や通信機器で無料放送の番組やコンテンツを楽しめるようにすることを創業当初から重視してきました。米国、英国、香港、中国、台湾で開発、サポート、営業を展開し、大量生産されるワイヤレス機器、放送、携帯電話などで使用する高性能な集積回路とアルゴリズムを提供しています。

Mirics社の株主には、有名なAcacia Capital Partners、Intel Capital、Pond Venture Partnersが名前を連ねています。2009年1月には700万ドルの資金を調達し、財務基盤を総額2200万ドルへと強化しました。www.mirics.com

NVIDIAについて

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.comあるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

 

本案件に関するお問合せ先: 

エヌビディア
マーケティング本部 広報/マーケティング・コミュニケーションズ
中村
Emailアドレス: knakamura@nvidia.com
Tel: 03-6743-8712 Fax: 03-6743-8799

エヌビディア広報事務局
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