NVIDIA、2010会計年度第4四半期および2010会計年度通期の業績を発表|NVIDIA
 

NVIDIA、2010会計年度第4四半期および2010会計年度通期の業績を発表

 
 
  • 売上高は前四半期比で9%増の9億8250万ドル
  • 純利益はGAAPベースで1億3110万ドル、希薄後1株当たり0.23ドル
  • 売上高総利益率はGAAPベースで44.7%

2010年2月17日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA (本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、2010年1月31日を末日とする2010会計年度第4四半期および2010会計年度通期の業績を発表しました。2010会計年度第4四半期の売上高は9億8250万ドルと前四半期比で9%増、前年同期の4億8110万ドルに対しては倍以上となりました。12カ月間の通期については売上高が33億ドルであり、2009年1月25日を末日とする2009会計年度通期の34億ドルから3%の減少となりました。

米国GAAP (一般に公正妥当と認められた会計原則)に基づく業績では、2010会計年度第4四半期の純利益が1億3110万ドル(希薄後1株当たり0.23ドル)となりました。これに対して前年同期の業績は、1億4770万ドル(希薄後1株当たり0.27ドル)の純損失でした。2010年1月31日を末日とする2010会計年度通期では、GAAPベースで6800万ドル(希薄後1株当たり0.12ドル)の純損失が発生しました。2009年1月25日を末日とする2009会計年度通期は、3000万ドル(希薄後1株当たり0.05ドル)の純損失でした。

非GAAPベースの業績1は、2010年1月31日を末日とする2010会計年度通期の純利益が1億4140万ドル(希薄後1株当たり0.26ドル)となりました。これに対して前年度通期は1億6030万ドル(希薄後1株当たり0.29ドル)の純利益でした。

 

主な四半期業績 主な通期業績
(単位:百万ドル
1株当たりのものを除く)
Q4 FY2010 Q3 FY2010 Q4 FY2009 FY2010 FY2009

売上高

$982.5 $903.2 $481.1 $3,326 $3,425

GAAP:

         

売上高総利益率

44.7% 43.4% 29.4% 35.4% 34.3%

純利益(損失)

$131.1 $107.6 ($147.7) ($68.0) ($30.0)

1株当たり利益(損失)

$0.23 $0.19 ($0.27) ($0.12) ($0.05)

非GAAP: (1)

         

売上高総利益率

44.7% 40.7% 28.1% 38.6% 39.9%

純利益(損失)

$131.1 $77.4 ($145.3) $141.4 $160.3

1株当たり利益(損失)

$0.23 $0.13 ($0.27) $0.26 $0.29

1 この第4四半期から非GAAPの定義が変更になり、株式報酬費用を含むことになりました。そのため今後は、GAAPの業績値と非GAAPの業績値を換算する場合に株式報酬費用は不要となります。今回の発表に用いた非GAAPの業績値は、すべて、新しい定義で算出しなおしたものを使用しています。

NVIDIAのCEOで共同創立者、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「PC市場とワークステーション市場における引き合いが強く、NVIDIAの事業は第4四半期も加速が続いています。最新の40nmプロセスで製造するチップの歩留まりは大きく改善されましたが、それでもなお、限られた供給能力を需要が超える状況が続いています。新年度については、まず、次世代型のFermi GPUアーキテクチャによって目標基準をさらに高めることを楽しみにしています。タブレットなどのモバイル機器について驚くほどの性能を持つ新しいクラスを創出できるTegra™モバイル・プロセッサもあります。また3D Visionグラスとその関連技術では、パーソナルコンピュータに新たな次元を拓くことができると考えています。」

GAAPベースの売上高総利益率は、前四半期の43.4%、前年同期の29.4%から上昇して2010会計年度第4四半期には44.7%となりました。第3四半期の業績には臨時費用として2510万ドルの保険収益が貸方に含まれており、そのうち2410万ドルが原価への給付という形になっています。この給付を除外した非GAAPベースの売上高総利益率は2期連続の改善となり、前四半期の40.7%から4.0ポイント上昇して第4四半期には44.7%となりました。

概要

2011会計年度第1四半期については、以下のように予想されます。
  • 売上高は、第4四半期から横ばいとなる見込みです。
  • GAAPベースの売上高総利益率は、44%から45%となる見込みです。
  • GAAPベースの営業費用は、3億500万ドル程度で横ばいとなる見込みです。
  • 税率は、米国政府が研究開発税額控除を延長した場合で12%から14%、延長しなかった場合で14%から16%になります。

2010会計年度第4四半期のハイライト

  • NVIDIA® GPU全体の売上高は前四半期比で22%、増加しました。デスクトップ用GPUは19%増、ノートパソコン用GPUは27%、Quadro®グラフィックスプロセッサは25%増でした。
  • 次世代のTegra™チップを発売しました。Flash 10.1、EpicのUnreal Engine 3、1080p HDビデオをタブレット上で動かすデモを行ったほか、VolkswagenとAudiが次世代Tegra搭載車を2012年から販売することを発表しました。
  • ソフトウェアとハードウェアを組み合わせたノートパソコン向けのイノベーション、Optimus™テクノロジを発表しました。この技術を活用すると、バッテリの長寿命化をはかりながらディスクリート・グラフィックスプロセッサの性能を利用することが可能になります。搭載製品はすでに8モデルが発売されており、夏までには50システムが提供される予定です。

NVIDIAについて

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米フォーチュン誌でNVIDIAは半導体産業におけるイノベーション分野で2年連続して1位にランキングされました。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Quadro グラフィックスソリューション、NVIDIA RealityServer、NVIDIA 3D Vision、CUDA アーキテクチャに関する利点、特徴、影響および性能、ソフトウェア開発におけるCUDAの影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2009年10月25日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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中村
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