NVIDIA、数百万人のデータサイエンティストに向けて、新たなタイプの高性能なワークステーションを発表|NVIDIA
 

NVIDIA、数百万人のデータサイエンティストに向けて、新たなタイプの高性能なワークステーションを発表

 
 

HP、Dell、Lenovo を中心とした、世界のシステム ビルダーが、NVIDIA Quadro RTX GPU と NVIDIA CUDA-X AI を搭載した、生産性を大幅に向上させるワークステーションを発売

米国カリフォルニア州サンノゼ — GTC — (2019 年 3 月 18 日) — NVIDIA (NASDAQ: NVDA) と世界の大手 OEM メーカーおよびシステム ビルダーとの連携により、数百万人のデータサイエンティスト、アナリストおよびエンジニアがビジネス予測をより早く、生産性をより高められるようにすることを目的とした、パワフルな新しいワークステーションが誕生しました。

データ アナリティクス、機械学習およびディープラーニングといった目的を想定して設計されたこのシステムは、金融や保険、小売り、プロフェッショナル サービスといった分野で使用される、膨大な量のデータの準備、処理および分析に必要とされる、圧倒的な演算パワーとツールを備えています。

NVIDIA のテクノロジを活用した、これらのデータサイエンス向けワークステーションは、2 基のハイエンド NVIDIA Quadro RTX™ GPU と、RAPIDS™ や TensorFlow、PyTorch、Caffe といった NVIDIA CUDA-X AI™ によって高速化されるデータサイエンス向けソフトウェアで構成された、パワフルなリファレンス アーキテクチャがベースになっています。CUDA-X AI は、アクセラレーション ライブラリを集めたもので、現代のコンピューティング アプリケーションが、NVIDIA の GPU で高速化されたコンピューティング プラットフォームを活用することができます。

NVIDIA の創業者/CEO のジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように話しています。「データサイエンスは、コンピューター サイエンスの中で最も急速に進歩している分野の 1 つで、あらゆる業界に影響を与えています。企業は、機械学習を利用してビジネス データの価値を活かしたいと望んでおり、データサイエンティストをこれまで以上のペースで採用しています。このようなデータサイエンティストは、自身のニーズを具体的に想定して設計された、パワフルなワークステーションを必要としています。NVIDIAはパートナーとともに、新しい Turing Tensor コア GPU と CUDA-X AI アクセラレーション ライブラリによって生まれた、NVIDIA テクノロジを活用したデータサイエンス ワークステーションを投入いたします。これらのワークステーションにより、データサイエンティストは、ビジネスを一変させる可能性のある予測モデルを開発できるようになります」

NVIDIA GPU で高速化されるデータサイエンス ワークステーション
データサイエンスには、データが膨大なスケールになるという問題があり、その解決には大規模な処理能力が必要となります。NVIDIA のテクノロジを活用したデータサイエンス ワークステーションにより、サイエンティストは、モデルを迅速かつ正確に検討、準備、訓練および展開できるようになります。その機能と利点には、以下のようなものがあります。

  • 2 基のハイエンド Quadro RTX GPU — 最新の NVIDIA Turing™ GPU アーキテクチャを搭載し、エンタープライズでの活用を想定した、2 基の Quadro RTX™ 8000 および 6000 GPU は、NVIDIA NVLink® インターコネクト テクノロジ を利用することで、最大 260 TFLOPS の演算性能と 96 GB のメモリを実現します。Quadro RTX を搭載したデータサイエンス ワークステーションは、最大規模のデータセット、演算集中型のワークロード、ならびに VR のような、膨大なデータセットの 3D ビジュアライゼーションに必要なグラフィックス パワーに対処するための容量と帯域幅を備えています。
  • データサイエンス ソフトウェア スタック — Linux オペレーティング システムと Docker コンテナを活用した、以下のようなものが揃っています。
    • NVIDIA CUDA-X AI — ディープラーニング、機械学習およびデータ分析を加速させる、NVIDIA の GPU アクセラレーション ライブラリを集めたものです。CUDA-X AI には、ディープラーニングの基本命令を加速するための cuDNN、機械学習アルゴリズムを加速するための cuML、推論用に訓練済みモデルを最適化するための TensorRT™、および 15 以上のその他のライブラリが含まれています。これらは、NVIDIA Tensor コア GPU とシームレスに連携し、AI を活用したアプリケーションの開発および展開のための、エンドツーエンドのワークフローを加速します。CUDA-X AI は、TensorFlow や PyTorch、MXNet といったディープラーニング フレームワーク、ならびに AWS や Microsoft Azure、Google Cloud といった主要なクラウド プラットフォームに統合させることができます。
    • NVIDIA RAPIDS — データの準備、従来の機械学習およびグラフ解析のための、一連の GPU アクセラレーション型ライブラリ
    • Anaconda™ Distribution — Anaconda, Inc. とともに、NVIDIA は、データサイエンティストが Python/R、データサイエンス、AI および機械学習を革新的な方法で行うことのできる、Anaconda Distribution を提供しています。
  • エンタープライズ向け — エンタープライズでのミッションクリティカルな展開に対応するために、ワークステーション メーカーと連携してテストと最適化を行っています。
  • オプションのソフトウェア対応 — ディープラーニングと機械学習のフレームワークを含む、NVIDIA 開発のソフトウェアとコンテナをオプションでご利用いただけます。

ローカルで作業するデータサイエンティストを解放する、NVIDIA テクノロジを活用したデータサイエンスワークステーションは、NVIDIA データサイエンスポートフォリオを理想的なかたちで補完しています。

Lockheed Martin Rotary & Mission Systems のチーフ データサイエンティストであるマイク ケールメイ (Mike Koelemay) 氏は、次のように述べています。「NVIDIA テクノロジを活用したデータサイエンス ワークステーションにより、データサイエンティストは、大規模なデータセットで、エンドツーエンドのデータ処理パイプラインをこれまでより早く実行できるようになります。RAPIDS を活用して、より多くのデータ処理パイプラインを GPU に送り込むことにより、モデル開発の時間が短縮されるため、展開が早まり、ビジネスのための知見もより早く得られるようになります」

広範なエコシステムでの対応と導入
NVIDIA テクノロジを活用したデータサイエンス ワークステーションにより、OEM メーカーと大手データサイエンスソフトウェア プロバイダーは、GPU で高速化したデータサイエンス向け機能に対する需要の増加に対応できるようになり、AI を使って研究を行っている顧客にパワフルな新しいオプションを提供できるようになります。

BlazingDB や BOXX、Charter Communications、Datalogue、Dell, Graphistry、H2O.ai、HP、Kinetica、Lenovo、MapR、MIT、OmniSci などのパートナーおよびお客様から、コメントが寄せられています。

発売予定
NVIDIA のテクノロジを活用した、データサイエンティスト向けシステムは、Dell や HP、Lenovo などの世界的なワークステーション プロバイダー、ならびに AMAX や APY、Azken Muga、BOXX、CADNetwork、Carri、Colfax、Delta、EXXACT、Microway、Scan、Sysgen、Thinkmate などの地域のシステム ビルダーより、まもなく発売されます。

NVIDIA について
1999 年における NVIDIA (NASDAQ 表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングに革命的変化を起こしました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI (次世代コンピューティング) に火をつけ、世界を知覚し理解することができるコンピューター、ロボット、自律走行車の脳として GPU は機能しています。詳細は、こちらのリンクから: www.nvidia.com/ja-jp/

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