NVIDIA、テスラモーターズの新しいセダン型電気自動車の デジタルダッシュボードに採用される|NVIDIA
 

NVIDIA、テスラモーターズの新しいセダン型電気自動車の デジタルダッシュボードに採用される

 
 

超低消費電力のNVIDIA Tegraモジュール、テスラモーターズのモデルSで 画期的なインフォテインメントシステム、ナビゲーションシステム、 デジタル式メータパネルシステムを実現

2012年6月21日 - カリフォルニア州サンタクララ -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、前々から話題になっていたセダン型電気自動車、テスラモーターズのモデルSが発売開始となり、それに伴い、NVIDIA® Tegra®ビジュアル・コンピューティング・モジュール(VCM)も世の中にお目見えすると発表しました。

Tegra VCMはスマートフォンやタブレットに使われている同じパワフルなTegraプロセッサを採用し、オールデジタルのメータパネルとともに、乗用車用として史上最大となる17インチのタッチスクリーンを持つインフォテインメントとナビゲーションの車載システムを駆動します。

テスラモーターズは、世界に先駆けてTegra VCM搭載の車両を完成させ、直感的でわかりやすく、インタラクティブで高解像度なビジュアルを自動車内に実装しました。ドライバーにとっては、大きくて読みやすい地図や、美しくレンダリングされ、多機能型ハンドルからパーソナライズが可能なメータパネルといったメリットが得られます。

Tegra VCMはすべてを完備したコンピューティング・プラットフォームで、すばらしい3Dグラフィックスとマルチメディア機能に加え、抜群のエネルギー効率も実現することができます。いずれも、どのようなタイプの自動車であっても重要なポイントです。また、このモジュールを使用すれば、消費者が家電製品で利用している最先端のテクノロジを短期間かつ費用対効果の高い形で自動車に搭載できます。運転をしながらハンドヘルド機器を使うと運転に対する注意がおろそかになってしまいますが、そのような問題を減らして安全に操作できる形で組み込めるのです。

米調査会社ガートナーの副社長でオートモーティブ・プラクティス部門を率いるティロ・コスロフスキー(Thilo Koslowski)氏は、次のように述べています。「いま、消費者に振り向いてもらうためには、移動手段としての車を大きく超えるイノベーションを実現する必要があります。最高のテクノロジ・イノベーションを活用し、ドライバーが驚くほどすばらしい接続性とインターフェース体験を提供しなければならないのです。」

Tegra VCMに搭載されている世界初のモバイル用スーパーチップには、マルチコアのARM CPUと超低消費電力のNVIDIA GeForce® GPUに加え、オーディオ、ビデオ、画像をそれぞれ担当する専用プロセッサーが集積されています。

モデルSでは、このTegra VCM 1個でインフォテインメントシステムを駆動します。モデルSのインフォテインメントシステムには17インチのタッチスクリーンが用意されており、カスタマイズ可能で直感的にわかりやすいユーザー・インターフェースで音楽や電話、ナビゲーション、インターネットを使ったサービス、空調などをコントロールすることができます。

モデルSにはTegraモジュールがもうひとつ搭載されており、こちらは、オールデジタルのメータパネルを駆動します。メータパネルは12.3インチの高解像度LCDディスプレイと最先端の3Dグラフィックスによるもので、ドライバーが好みに応じてパーソナライズすることができます。

テスラモーターズのCTO(最高技術責任者)、J・B・ストローベル(J.B. Straubel)氏は、次のように述べています。「テスラは、価値やパフォーマンス、効率と多くの面で基準を高めるほどすばらしい電気自動車を作り上げ、自動車というものはやはりすばらしいと世の中に再認識していただくことに成功しました。NVIDIA Tegraのパワーを活用し、ビジュアル的に目を見はるほどすばらしい車内体験を提供し、リッチなコンテンツを顧客が利用できるようにしたのです。」

NVIDIA上級副社長のダン・ビボリ(Dan Vivoli)は次のように述べています。「全体として、モデルSは、美しさと高性能、エネルギー効率ががバランスよく実装されています。しかしてその内部に目を転じると、かつてないほど洗練された消費者家電のような仕上がりになっています。革新的な自動車メーカーでは、NVIDIAの最先端プロセッサーを活用してすばらしいドライビング体験を提供しようとしていますが、その先頭に立っているのがテスラモーターズなのです。」

2004年に自動車ビジネスユニットを創設して以来、NVIDIAがプロセッサーを供給した車やNVIDIAプロセッサーの採用が決定した車は、合計で20ブランド、100モデル以上にのぼります。詳しい情報は、www.nvidia.co.jp/automotiveをご覧ください。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると5,000件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイトwww.nvidia.co.jpをご覧ください。

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