カリフォルニア州サンタクララ (2017 年 8 月 10 日) ―NVIDIA (NASDAQ: NVDA)
- 第 2 四半期の売上高は前年同期比 56% 増の 22 億 3,000 万ドル
- 米国 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 124% 増の 0.92 ドル
- 非 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 91% 増の 1.01 ドル
- 全ての製品ラインで広く成長
NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2017 年 7 月 30 日に終了した第 2 四半期の売上高が 22 億 3,000 万ドル、前年同期の 14 億 3,000 万ドルから 56% 増、前四半期の 19 億 4,000 万ドルから 15% 増になったことを発表しました。
米国 GAAP に基づく業績では、第 2 四半期の希薄後 1 株当たり利益は 0.92 ドルと、前年同期の 0.41 ドルから 124% 増、前四半期の 0.79 ドルから 16% 増となりました。非 GAAP に基づく業績では、希薄後 1 株当たり利益は 1.01 ドルと、前年同期の 0.53 ドルから 91% 増、前四半期の 0.85 ドルから 19% 増となりました。
NVIDIA の創業者兼 CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「NVIDIA GPU コンピューティングの採用は加速しており、当社の事業を成長させています。データセンターの売上の伸びは 2.5 倍を超えました。ますます多くの自動車およびロボットタクシー企業が、当社の DRIVE PX 自動運転コンピューティング プラットフォームを採用しています。また、世界で最も普及したエンターテイメントの形態となりつつあるゲーム業界で、当社の技術は、今最も成長の早いプラットフォームである GeForce と Nintendo Switch の原動力となっています。」
また、「ほとんど全ての業界と企業が AI の力に気づきつつあります。これまでに造られた中で最も複雑なプロセッサである当社の新たな Volta GPU は、4 年前の当社の最高の GPU を超えて、ディープラーニングを 100 倍スピードアップします。今四半期、当社は有力な AI 顧客に対して大量の Volta を出荷しました。現在は AI の時代であり、NVIDIA GPU はその頭脳になりました。この先、当社には無数のチャンスがあります。」と述べています。
資本の還元
2018 年会計年度上期、NVIDIA は自社株買いで 7 億 5,800 万ドル、現金配当で 1 億 6,600 万ドルを支払いました。2018 年会計年度、四半期現金配当と自社株買いを継続することで、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。
次回の四半期現金配当は 1 株当たり 0.14 ドルとし、2017 年 8 月 24 日を配当基準日として、2017 年 9 月 18 日に支払う予定です。
2018 年会計年度第 2 四半期の概要
四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較 | |||||
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(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q2 FY18 | Q1 FY18 | Q2 FY17 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $2,230 | $1,937 | $1,428 | 15% 増 | 56% 増 |
売上高総利益率 | 58.4% | 59.4% | 57.9% | 100 bps 減 | 50 bps 増 |
営業費用 | $614 | $596 | $509 | 3% 増 | 21% 増 |
営業利益 | $688 | $554 | $317 | 24% 増 | 117% 増 |
純利益 | $583 | $507 | $261 | 15% 増 | 123% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $0.92 | $0.79 | $0.41 | 16% 減 | 124% 増 |
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) | Q2 FY18 | Q1 FY18 | Q2 FY17 | Q/Q | Y/Y |
売上高 | $2,230 | $1,937 | $1,428 | 15% 増 | 56% 増 |
売上高総利益率 | 58.6% | 59.6% | 58.1% | 100 bps 減 | 50 bps 増 |
営業費用 | $533 | $517 | $448 | 3% 増 | 19% 増 |
営業利益 | $773 | $637 | $382 | 21% 増 | 102% 増 |
純利益 | $638 | $533 | $313 | 20% 増 | 104% 増 |
希薄後 1 株当たりの利益 | $1.01 | $0.85 | $0.53 | 19% 増 | 91% 増 |
2018 年会計年度第 3 四半期については、以下のように予想されます。
- 売上高は、23 億 5,000 万ドル ±2% となる見込みです。
- 売上高総利益率は、GAAP ベースが 58.6% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 58.8% ± 0.5% となる見込みです。
- GAAP ベースの営業費用は、約 6 億 7,200 万ドル程度、非 GAAP ベースの営業費用は、約 5 億 7,000 万ドル程度となる見込みです。
- GAAP ベースのその他収益および費用は、転換社債の早期転換に伴う追加費用を含め約 200 万ドルの費用となる見込みです。非 GAAP ベースのその他の収益および費用は、ごくわずかとなる見込みです。
- 2018 年度第 3 四半期の GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 17% ± 1% となる見込みです(個別項目は除く)。GAAP ベースの個別項目は、四半期ベースで変動すると当社が予想する、株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足を含みます。
- GAAP ベースおよび非 GAAP ベースの希薄後 EPS (1 株当たり利益) の計算に用いた加重平均株式数は、本四半期中の加重平均株価を基準としています。
- 資本支出は約 6,500 万ドルから 7,500 万ドルになると見込まれます。
2018 年会計年度第 2 四半期のハイライト
第 2 四半期において、NVIDIA は以下のような幅広い成果を上げました。
データセンター:
- 新たな Volta アーキテクチャに基づく最初の GPU、NVIDIA® Tesla® V100 GPU アクセラレータの出荷を発表および開始しました。
- NVIDIA DGX™ AI スーパーコンピューターの新たな製品ラインアップを発表、Facebook 社への大規模な導入が行われました。
- 開発者に AI 開発のための総合ソフトウェア スイートを提供する NVIDIA GPU クラウド プラットフォームを発表しました。
- Green 500 リスト上の、世界で最もエネルギー効率が良いスーパーコンピューター 13 台が NVIDIA Tesla アクセラレータ上で稼動していることを発表しました。
- VW および Baidu と、AI をその組織においてさらに活用するための提携を発表しました。
ゲーム:
- ゲーム用ラップトップをより薄く、より静かに、より速くする設計アプローチ、Max-Q を発表しました。
- Activision および Bungie とコラボレーションし、初の PC 向け Destiny 2 を発表しました。
- China Joy ゲーム カンファレンスで、GeForce® Experience™ を中国に展開しました。
プロフェッショナル ビジュアライゼーション:
- 写真のようにリアルで、コラボレーションを実現する VR 環境、プロジェクト Holodeck を導入しました。
- 反復設計プロセスを進めるために AI をレイトレーシングに組み込む手順 (NVIDIA OptiX™ 5.0 SDK の発表を含む) を発表しました。
- 薄く軽量のノートブックを使用する 2,500 万人の創造的な専門家のために、NVIDIA TITAN X および NVIDIA Quadro® 外部 GPU サポートを発表しました。
- 高品質、360 度のライブ ステレオ ストリーミングを可能にする NVIDIA VRWorks™ 360 Video SDK の販売を開始しました。
自動車:
- トヨタ自動車の次世代自動運転車に、NVIDIA DRIVE™ PX が導入されることを発表しました。
- Volvo および Autoliv は、2021 年までに市場に投入することを目標とする自動運転車に、DRIVE PX を採用しました。
- 有力自動車関連サプライヤー 2 社、ZF および HELLA は、自動車について最高の NCAP 安全性評価を実現する DRIVE PX に基づくシステムを発表しました。
- Baidu は、中国市場向け Project Apollo オープンソース自動運転プラットフォームで DRIVE PX を使用することを発表しました。
エッジ コンピューティング:
- 配置前のシミュレーションされた現実環境でのインテリジェント マシンのトレーニング用に、NVIDIA Issac ロボット シミュレーターを発表しました。
- ディープラーニングをビデオ ストリームに適用することで都市をより安全かつスマートにするため 50 社超のパートナーが利用する、NVIDIA Metropolis プラットフォームを発表しました。
NVIDA CFO によるコメント
NVIDIA のエグゼクティブ バイスプレジデント 最高財務責任者、コレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを //investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。
カンファレンス コールおよび Web キャスト情報
NVIDIA の 2018 年会計年度第 2 四半期決算および現在の財務見通しについて議論するアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールのウェブキャストは録音されており、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、//investor.nvidia.com、および www.streetevents.com からアクセス可能です。NVIDIA の 2018 年会計年度第 3 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。
非 GAAP 財務指標について
NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連費用、先進医療制度への拠出、リストラその他関連費、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、転換社債の早期転換に伴う損失、および存在する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。
より詳細な 2018 年会計年度の通期と第 2 四半期の業績は、こちらをご覧ください。
NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
NVIDIA の最新情報は、以下の方法で入手できます。
公式ブログ NVIDIA blog、Facebook、Google+、 Twitter、LinkedIn および Instagram、NVIDIAに関する動画 YouTube、画像 Flickr。
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NVIDIA GPU コンピューティングの採用と成長の加速、 DRIVE PX を採用している自動車やロボットタクシーの企業が増えています。ゲームは世界で最も人気のあるエンターテイメントの形態です。 GeForce および Nintendo Switch は急成長中のプラットフォームです。 AI と当社の Volta GPU の影響同社の 2018 年度のキャピタル リターン次の四半期の現金配当金。 2018 年度第 3 四半期の財務見通し。 2018 年度第 3 四半期の同社の税率。 NVIDIA GPU クラウド プラットフォーム、VW と Baidu、Max-Q、Project Holodeck、OptiX 5.0 SDK、VRWorks 360 Video SDK、DRIVE PX、NVIDIA Isaac ロボット シミュレータ、NVIDIA Metropolis プラットフォームのパートナーシップ、 Baidu の自走プラットフォームによる DRIVE PX の使用は、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Q の 2017 年 4 月 30 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。
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