NVIDIA、2018 年会計年度第 3 四半期の業績を発表|NVIDIA
 

2018 年会計年度第 3 四半期の業績を発表

 
 
  • 第 3 四半期の売上高は前年同期比 32% 増の 26 億 4,000 万ドル
  • 米国 GAAP に基づく 1 株当たり利益は、前年同期比 60% 増の 1.33 ドル
  • 全ての製品ラインで広く成長
  • 四半期現金配当は 7% 増の 1 株当たり 0.15 ドル。2019 年会計年度については 12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定

カリフォルニア州サンタクララ (2017 年 11 月 9 日) ―NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、2017 年 10 月 29 日に終了した第 3 四半期の売上高が過去最高の 26 億 4,000 万ドルとなったこと発表しました。これは、前年同期の 20 億ドルから 32% 増、前四半期の 22 億 3,000 万ドルから 18% 増にあたり、全ての製品ラインで広く成長しました。

米国 GAAP に基づく業績では、第 3 四半期の希薄後 1 株当たり利益は過去最高の 1.33 ドルと、前年同期の 0.83 ドルから 60% 増、前四半期の 0.92 ドルから 45% 増となりました。非 GAAP に基づく業績でも、希薄後 1 株当たり利益は過去最高の 1.33 ドルと、前年同期の 0.94 ドルから 41% 増、前四半期の 1.01 ドルから 32% 増となりました。

NVIDIA の創業者 兼 CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「第 3 四半期は、当社の成長の柱となる事業が全般的に好調でした。世界中の各産業で AI の採用が加速しています。当社の Volta GPU は、すべての主要なインターネットおよびクラウド サービスのプロバイダーや、コンピューター メーカーに採用されています。当社の新しい TensorRT 推論加速プラットフォームは、ハイパースケール データセンターにおける成長の可能性を広げます。GeForce と Nintendo Switch は、ゲーム業界における最強の成長の原動力となっています。また当社のロボットタクシー用 DRIVE PX Pegasus は、世界中の企業に採用されています。当社は今後も成長を続ける態勢が整っています。」

資本の還元

NVIDIA は、2018 年会計年度の第 3 四半期までの累計で、自社株買いによって 9 億 900 万ドルを、現金配当として 2 億 5,000 万ドルを株主に還元しました。この結果、2018 年会計年度は第 3 四半期までの累計で、11 億 6,000 万ドルを株主に還元したことになります。当社は、2018 年会計年度中に、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。

2019 年会計年度については、四半期現金配当と自社株買いを継続することで、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。四半期現金配当については、1 株当たり 0.14 ドルから 7% 増の 1 株当たり 0.15 ドルとなると発表しました。次回の四半期現金配当は、2017 年 11 月 24 日を配当基準日として、2017 年 12 月 15 日に支払う予定です。

2018 年会計年度第 3 四半期の概要

四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q3 FY18 Q2 FY18 Q3 FY17 Q/Q Y/Y
売上高 $2,636 $2,230 $2,004 18% 増 32% 増
売上高総利益率 59.5% 58.4% 59.0% 110 bps 増 50 bps 増
営業費用 $674 $614 $544 10% 増 24% 増
営業利益 $895 $688 $639 30% 増 40% 増
純利益 $883 $583 $542 44% 増 55% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.33 $0.92 $0.83 45% 増 60% 増
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q3 FY18 Q2 FY18 Q3 FY17 Q/Q Y/Y
売上高 $2,636 $2,230 $2,004 18% 増 32% 増
売上高総利益率 59.7% 58.6% 59.2% 100 bps 減 50 bps 増
営業費用 $570 $533 $478 7% 増 19% 増
営業利益 $1,005 $773 $708 30% 増 42% 増
純利益 $833 $638 $570 31% 増 46% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.33 $1.01 $0.94 32% 増 41% 増

2018 年会計年度第 4 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、26 億 5,000 万ドル ±2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 59.7% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 60.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 7 億 2,200 万ドル、非 GAAP ベースが約 6 億ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の収益および費用は、ごくわずかとなる見込みです。
  • 2018 年度第 4 四半期の GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 17.5% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。GAAP ベースの個別項目は、四半期ベースで変動すると当社が予想する、株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足を含みます。

2018 年会計年度第 3 四半期のハイライト

第 3 四半期において、NVIDIA は以下のような幅広い成果を上げました。

データセンター:

ゲーム:

プロフェッショナル ビジュアライゼーション:

  • 制作会社が高品質、360 度のステレオ動画のライブ ストリーミングを行うことを可能にする NVIDIA VRWorks™ 360 Video SDK の販売を開始しました。
  • NVIDIA Holodeck™ への早期アクセスを開始、高度に現実的な物理的シミュレーションの VR を使用したバーチャル コラボレーションの世界を提供しました。
  • GPU で加速化されたサーバーをパワフルなワークステーションに変える仮想化ソフトウェアを搭載した、Quadro® Virtual Data Center Workstation を発売しました。

自動車:

  • ハンドルも、ペダルもミラーもない、新たな種類のロボットタクシーを可能とするために設計された、世界初のオートグレードの AI コンピューター、NVIDIA DRIVE™ PX Pegasus を発表しました。

自律機械/AI エッジ コンピューティング:

NVIDA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイスプレジデント 最高財務責任者、コレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを //investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報

NVIDIA は、11 月 9 日に 2018 年会計年度第 3 四半期決算および現在の財務見通しについて議論するアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールを開催しました。カンファレンス コールの Web キャストは、NVIDIA のインベスター リレーションズ ウェブサイト、//investor.nvidia.com、および www.streetevents.com で公開されており、NVIDIA の 2018 年会計年度第 4 四半期および通期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連費用、先進医療制度への拠出、リストラその他関連費、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、転換社債の早期転換に伴う損失、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響を除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

より詳細な 2018 年会計年度の通期と第 3 四半期の業績は、こちらをご覧ください。

NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

NVIDIA の最新情報は、以下の方法で入手できます。
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全世界の各産業で AI の採用が加速していること、Volta GPU の使用、TensorRT 推論加速プラットフォームの利点、GeForce と任天堂スイッチがゲーム業界における力強い成長の原動力として利用されていること、DRIVE PX Pegasus の採用が進んでいること、当社が予定する 2018 年度および 2019 年度のキャピタル リターン、当社の次の四半期の現金配当、当社の 2018 年度第 4 四半期の財務見通し、2018 年度第 4 四半期の当社の税率、Volta GPU、TensorRT 3 AI 推論ソフトウェア、GPU クラウド コンテナ レジストリ、GeForce GTX 1070 Ti GPU、VRWorks 360 Video SDK、Holodeck、Quadro Virtual Data Center Workstation、DRIVE PX Pegasus の採用、ならびに JD.com の X lab とのコラボレーションおよび Jetson の使用による影響とメリット、Volta HGX アーキテクチャの使用、今秋の人気ゲームに NVIDIA GameWorks テクノロジを導入するためのコラボレーションなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Q の 2017 年 7 月 30 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来の見通しに関する記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

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