NVIDIA、2018 年会計年度第 4 四半期の業績を発表|NVIDIA
 

2018 年会計年度第 4 四半期の業績を発表

 
 
  • 第 4 四半期の売上高は前年同期比 34% 増の 29 億 1,000 万ドル
  • 2018 年会計年度の売上高は前年比 41% 増の 97 億 1,000 万ドル
  • 米国 GAAP に基づく同四半期の売上高総利益率は 61.9%、非 GAAP に基づく同四半期の売上高総利益率は 62.1%
  • 米国 GAAP に基づく 2018 年会計年度の 1 株当たりの利益は、前年比 88% 増の 4.82 ドル

カリフォルニア州サンタクララ (2018 年 2 月 8 日) ―NVIDIA (NASDAQ: NVDA) は、は、2018 年 1 月 28 日に終了した第 4 四半期の売上高が過去最高の 29 億 1,000 万ドルとなったことを発表しました。これは、前年同期の 21 億 7,000 万ドルから 34% 増、前四半期の 26 億 4,000 万ドルから 10% 増になります。

米国 GAAP に基づく業績では、第 4 四半期の希薄後 1 株当たりの利益は過去最高の 1.78 ドルと、前年同期の 0.99 ドルから 80% 増、前四半期の 1.33 ドルから 34% 増となりました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は過去最高の 1.72 ドルと、前年同期の 1.13 ドルから 52% 増、前四半期の 1.33 ドルから 29% 増となりました。

2018 年会計年度については、売上高は過去最高の 97 億 1,000 万ドルと、前年の 69 億 1,000 万ドルから 41% 増となりました。米国 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益は過去最高の 4.82 ドルと、前年の 2.57 ドルから 88% 増となりました。非 GAAP に基づく希薄後 1 株当たりの利益も過去最高の 4.92 ドルと、前年の 3.06 ドルから 61% 増となりました。

NVIDIA の創業者 兼 CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は、以下のように述べています。「当社は今四半期も過去最高を記録、素晴らしい年を締めくくりました。当社の発展を示す強力な兆候として、NVIDIA の GPU テクノロジ カンファレンスの出席者が 2 万 2000 人に達し、5 年間で 10 倍になりました。AI、自動運転車、その他幅広い分野に取り組むソフトウェア開発者が当社の GPU コンピューティング プラットフォームによるアクセラレーションとコストパフォーマンスの高さを実感し続けているからでしょう。 
世界中の産業が AI を組み込むために競争しています。実質的にあらゆるインターネットとクラウド サービス プロバイダーが、当社の Volta GPU を採用しています。自動運転に関わる何百もの企業や研究機関が、当社の NVIDIA DRIVE プラットフォームを使用しています。また、製造業やヘルスケアからスマート シティまで、イノベーターは、その将来の発明のために当社のプラットフォームを使用しています。」

資本の還元

NVIDIA は 2018 年会計年度、自社株買いの 9 億 900 万ドルと四半期現金配当の 3 億 4,100 万ドルを通して、12 億 5,000 万ドルを株主に還元しました。

2019 年会計年度については、四半期現金配当と自社株買いを継続することで、12 億 5,000 万ドルを株主に還元する予定です。

NVIDIA は、2018 年 2 月 23 日を配当基準日として、2018 年 3 月 16 日に 1 株当たり 0.15 ドルの次回四半期現金配当を支払う予定です。

2018 年会計年度第 4 四半期の概要

四半期財務情報 (GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q4 FY18 Q3 FY18 Q4 FY17 Q/Q Y/Y
売上高 $2,911 $2,636 $2,173 10% 増 34% 増
売上高総利益率 61.9% 59.5% 60.0% 240 bps 増 190 bps 増
営業費用 $728 $674 $570 8% 増 28% 増
営業利益 $1,073 $895 $733 20% 増 46% 増
純利益 $1,118 $838 $655 33% 増 71% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.78 $1.33 $0.99 34% 増 80% 増
四半期財務情報 (非 GAAP ベース) の比較
(単位: 百万ドル 1 株当たりのものを除く) Q4 FY18 Q3 FY18 Q4 FY17 Q/Q Y/Y
売上高 $2,911 $2,636 $2,173 10% 増 34% 増
売上高総利益率 62.1% 59.7% 60.2% 240 bps 減 190 bps 増
営業費用 $607 $570 $498 6% 増 22% 増
営業利益 $1,202 $1,005 $809 20% 増 49% 増
純利益 $1,081 $833 $704 30% 増 54% 増
希薄後 1 株当たりの利益 $1.72 $1.33 $1.13 29% 増 52% 増

2019 年会計年度第 1 四半期については、以下のように予想されます。

  • 売上高は、29 億ドル ±2% となる見込みです。
  • 売上高総利益率は、GAAP ベースが 62.7% ± 0.5%、非 GAAP ベースが 63.0% ± 0.5% となる見込みです。
  • 営業費用は、GAAP ベースが約 7 億 7,000 万ドル、非 GAAP ベースが約 6 億 4,500 万ドルとなる見込みです。
  • GAAP ベースおよび非 GAAP ベースのその他の収益および費用は、ごくわずかとなる見込みです。
  • GAAP 税率および非 GAAP 税率は、ともに 12% ± 1% となる見込みです (個別項目は除く)。GAAP ベースの個別項目は、四半期ベースで変動すると当社が予想する、株式報酬に関連した税制優遇措置の過不足を含みます。

2018 年会計年度第 4 四半期のハイライト

第 4 四半期において、NVIDIA は以下のような幅広い成果を上げました。

データセンター:

ゲーム:

  • 前世代ゲーム ラップトップより 3 倍速く、3 倍薄い、Max-Q デザインを採用するゲーム ラップトップを発表しました。
  • NVIDIA SHIELD™ とともに NVIDIA G-SYNC™ を使用するハイエンド 65 インチ ディスプレイ上で超低レイテンシ PC ゲームおよび統合ストリーミングを提供する、BFGDs™ (Big Format Baming Displays) を導入しました。
  • ゲームプレイをカスタマイズするための NVIDIA Freestyle や NVIDIA Ansel フォト モードのための最新インターフェイスなど、新たなツールにより GeForce Experience™ を、また、NVIDIA ShadowPlay™ Highlights をサポートする PlayerUnknown’s Battleground および Fortnite など、ゲームの業績を押し上げるための新たなタイトル強化しました。
  • Steam オンライン ゲーム プラットフォーム上のゲーマーの中でのその GeForce GPU のシェアを 86% まで上昇させました。
  • 映画「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のリリースと合わせて、スターウォーズをテーマとする NVIDIA TITAN Xp GPU の 2 つの新たなコレクターズ エディションを導入しました。

自動車:

  • 世界初の自律型マシン用プロセッサ、NVIDIA DRIVE™ Xavier™ を発表し、デモを行いました。同プロセッサは第 1 四半期に顧客が利用できるようになります。
  • 世界初の機能安全に対応した AI 自動運転プラットフォーム、NVIDIA DRIVE、ならびに、すべての種類の運転条件をシミュレーションすることによってニューラル ネットワークをテスト/確認するツール セットを発表しました。
  • オープンな NVIDIA DRIVE AI 自動運転プラットフォームを使用して自動運転車を開発するために Uber および Aurora との提携を発表しました。
  • 中国市場に向けた初の AI 自動運転車プラットフォームを構築するために ZF および Baidu と提携しました。Chery が最初の顧客です。
  • NVIDIA DRIVE IX インテリジェント エクスペリエンス プラットフォームを使用して AI を将来の VW 車に組み込むために、またより利便性を追求し、機能安全に対応した AI コックピットをつくるために Volkswagen と提携しました。
  • NVIDIA の技術 が採用された Mercedes Benz MBUX 車内 AI スマート コックピット システムが、来月から生産される、新たな A クラスに搭載されることを発表しました。
  • NVIDIA は 2021 年の生産を目指して AI 自動運転車システムを構築 (強化されたレベル 2 からレベル 5 まで) するために Continental と提携することを発表しました。

NVIDA CFO によるコメント

NVIDIA のエグゼクティブ バイス プレジデント 最高財務責任者、コレット クレス (Colette Kress) による本四半期に関するコメントを //investor.nvidia.com/ で読むことができます (英語)。

カンファレンス コールおよび Web キャスト情報

NVIDIA は、2 月 8 日太平洋標準時午後 2 時 (東部標準時午後 5 時) に 2018 年会計年度第 4 四半期および 2018 年会計年度の決算および現在の財務見通しについて議論するアナリストおよび投資家とのカンファレンス コールを開催しました。Web キャストは録音され、NVIDIA の 2019 年会計年度第 1 四半期決算についてのカンファレンス コールが開催されるまで再生できます。

非 GAAP 財務指標について

NVIDIA では、GAAP ベースの要約連結損益計算書と要約連結貸借対照表に加え、一部の項目については非 GAAP ベースの財務指標を使用しています。使用している非 GAAP 財務指標は、非 GAAP ベースの売上高総利益、非 GAAP ベースの売上高総利益率、非 GAAP ベースの営業費用、非 GAAP ベースの営業利益、非 GAAP ベースのその他の利益 (費用)、非 GAAP の支払法人税、非 GAAP ベースの純利益、非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益あるいは利益、非 GAAP ベースの希薄後株式数、ならびにフリー キャッシュ フローです。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAP ベースの財務指標と非 GAAP ベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしています。この情報を活用すれば、関連する GAAP 財務指標から、株式報酬費用、和解費用、買収関連費用、先進医療制度への拠出、リストラその他関連費、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、転換社債の早期転換に伴う損失、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響、ならびに法人税改革の暫定的な税務メリットを除外することができます。非 GAAP ベースの希薄後 1 株当たり純利益は加重平均株式数を用いて算出していますが、その際、社債ヘッジの反希薄効果は考慮してあります。フリー キャッシュ フローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産の購入費を差し引いた GAAP ベースのキャッシュ純額として算出されます。非 GAAP 財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであると NVIDIA では考えています。なお、NVIDIA が提示している非 GAAP 財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAP ベースで用意された業績を代替するものでもありません。また、NVIDIA が提示する非 GAAP 財務指標は、他社が提示する非 GAAP 財務指標とは異なる可能性があります。

より詳細な 2018 年会計年度の通期と第 4 四半期の業績は、こちらをご覧ください。

NVIDIA について
NVIDIA が 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPU ディープラーニングが最新の AI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割を GPU が果たすまでになりました。今日、NVIDIA は「AI コンピューティング カンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、//www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

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AI、自動運転車、および NVIDIA の GPU 計算プラットフォームの利点を認識するその他の分野で活動しているソフトウェア開発会社、AI を組み込むために競争している業界、当社の Volta GPU を採用しているインターネットおよびクラウド サービス プロバイダー、運送会社による NVIDIA DRIVE プラットフォームの利用、将来の発明のための様々な分野での当社プラットフォームの利用、2019 会計年度に NVIDIA が予定する資本還元、NVIDIA の次回四半期現金配当、NVIDIA の 2019 年度第 1 四半期の財務見通し、NVIDIA の 2019 年度第 1 四半期の有効税率、NVIDIA Tesla V100 GPU アクセラレータの影響および利点、NVIDIA GPU クラウド コンテナ レジストリ、GeForce Experience、およびその新たなツール、NVIDIA DRIVE の拡張、GE Health、Nuance、Baker Hughes、Komatsu、Uber、Aurora、ZF、Baidu、Volkswagen、Continental との提携、Max-Q デザインおよび BFGD を使用するラップトップの能力、利点、性能、NVIDIA DRIVE Xavier の利用可能性、Mercedes-Benz MBUX による NVIDIA テクノロジの利用およびその生産スケジュールなど、本プレスリリースにおける一定の記載は将来の見通しに関する記述であり、予測とは著しく異なる結果を生ずる可能性があるリスクおよび不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザーの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェイスの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Q の 2017 年 10 月 29 日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会 (SEC) に提出されている NVIDIA の報告書に適宜記載されます。SEC への提出書類は写しが NVIDIA のウェブサイトに掲載されており、NVIDIA から無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務を NVIDIA は一切負いません。

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