NVIDIA GPU、ビデオ・プロフェッショナル向け Adobe Creative Cloudの機能を強化|NVIDIA
 

NVIDIA GPU、ビデオ・プロフェッショナル向け Adobe Creative Cloudの機能を強化

 
 

Adobe Premiere Pro CC、NVIDIA GPUによるRED Cameraの リアルタイム4K再生やディベイヤリングをサポートし、 超高速のビデオ編集ワークフローを実現

2014年4月4日 - NAB 2014(ラスベガス)SL 6825ブース -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、Adobe Premiere Pro® CC、Adobe After Effects® CC、SpeedGrade CC、Adobe Media Encoder(AME)、Adobe Anywhereなど、ビデオ・アプリケーションのAdobe® Creative Cloud™について近日中にリリースされる新しいGPUアクセラレーテッ機能をNVIDIA GPUが支えていると発表しました。このリリースは、National Association of Broadcasters(NAB)でAdobeが発表したものです。

Adobe製品を使うビデオ分野のプロフェッショナルにとって、NVIDIAのGPUは、「なくてはならない」ツールとなっています。NVIDIA GPUがあると、HDであろうが4Kであろうが、デスクトップであろうがモバイル機器であろうが、ワークステーションであろうがクラウドであろうが、さまざまなCreative Cloudアプリケーションの処理速度を最大限に高め、最高のパフォーマンスを発揮させることができるからです。プロフェッショナルなビデオ編集者、VFXアーティスト、カラリストなどのために、NVIDIAとAdobeは昔から協力し、ずば抜けたGPUアクセラレーテッド機能を開発してきました。

Adobe Premiere Pro CCの最新バージョンでは、NVIDIA GPUでGPUディベイヤリングを行い、4KのRED Cameraメディアをリアルタイムに再生することが可能で、4Kワークフローの大幅なスピードアップと効率アップが実現できます。このGPUが登場するまでは、専用のRED ROCKETカードを用意する必要がありました。高速なGPUディベイヤリングは、コストを抑えつつ、ビデオのワークフローをきれいに流せる選択肢が増えるわけで、ビデオ編集者にとって朗報となります。

最新バージョンのAdobe Premiere Pro CCは、リアルタイム再生にかかわるMercury Playback Engine機能がいくつもGPUで高速化されています。変更をすべてのサブクリップにも適用できるMaster Clip Effectsや、イメージの追跡を自動で行うためのFeathered Maskingなどです。これでまた、Adobe Premiere Pro CCやその他のAdobe Creative Cloudアプリケーションにおいて、GPUで最適化された機能が増えたことになります。

Adobe Creative Cloudでは、このほかに、以下のようなビデオ編集関連機能でNVIDIA GPUを活用することができます。

  • NVIDIA GPU Optimization for Mac
    MacをNVIDIA製品で高速化し、CUDAパフォーマンスを最適化すると、Adobe Premiere Pro CCのパフォーマンスがデフォルト状態と比べて30%も高速化します。*
  • Adobe Anywhere
    Adobe Anywhereのリモート・ストリーミングとMercury Playback Engineも、NVIDIA Teslaベースのサーバ・ソリューションのサポートやGPUアクセラレーションを活用することができます。
  • SpeedGrade CC
    SpeedGradeとAdobe Premiere Pro CCの間でシームレスなカラーグレーディング・ワークフローを実現できるLumetri Deep Color Engineなど、SpeedGrade CCの各部でGPUアクセラレーションが利用できます。
  • Adobe After Effects CC
    Adobe After Effects CCでは、ほかでは不可能なNVIDIA GPUアクセラレーテッドの3Dレイトレーシングが行えるため、インタラクティブな3Dモーション・グラフィックスを超高速処理することができます。3Dレイトレーシングでは、NVIDIAのOptiXアプリケーション・アクセラレーション・エンジンを使います。
  • Adobe Media Encoder CC
    GPUで高速化したMercury Playback Engineが組み込まれており、スケーリング、ピクセル・フォーマットの変換、デインターレースといったレンダリング・タスクをスピードアップすることができます。ウォーターマークやLumetriの「Looks」といった画像処理出力もスピードアップできます。

Adobeのストラテジックリレーションズ担当ディレクタ、シモン・ウィリアムズ(Simon Williams)氏は、次のように述べています。「ビデオのプロというのは、常に、スピードと効率、優れたインタラクティブ体験を求めています。Adobeでは、NVIDIA GPUの処理能力やグラフィックス性能をできるかぎり活用しています。AdobeとNVIDIAでは、エンジニア同士が協力し、ビデオ編集者やモーショングラフィックスのプロがリアルタイムに作業ができるよう、Adobe Creative Cloudの新しい機能各種について十分な強化を行っています。」

NVIDIAのメディア&エンターテイメント担当ジェネラルマネジャー兼マーケティング担当副社長、グレッグ・エステス(Greg Estes)は、次のように述べています。「GPUアクセラレーションは、Adobe Creative Cloudソリューションというビデオ分野のプロフェッショナルが使うパワフルなスイートにおいて、各種機能の鍵を握る技術のひとつだと言えます。だからこそ、我々は、Adobeと緊密に連携し、画期的な新技術を開発してこのスイートを高速化するとともに直感的に使いやすくして、クリエイティブなプロの方々が驚異的な成果物を作ることに集中できるようにしているのです。」

REDのジャード・ランド(Jarred Land)社長は、次のように述べています。「NVIDIAのQuadro K6000 GPUは、RED Cameraのユーザにとって、ディベイヤリングやトランジション、カラーグレーディングなどをGPUで高速化できるすばらしい手段だと言えます。今回、Adobe Premiere Pro CCにGPUディベイヤリングが追加されたということは、RED Cameraを使うビデオのプロフェッショナルにとって、使い慣れた愛用のNVIDIA GPU機能を活用しつつ、ワークフローの柔軟性を高められるということです。」

NABの期間中、NVIDIAとAdobeのブースでは以下のデモを行っています。NVIDIAのKepler GPUアーキテクチャを活用したAdobe Creative Cloudのパワフルなパフォーマンスを実感していただけるはずです。

  • Adobe Premiere Pro CCによるRED Cameraワークフローの4K再生をリアルタイムに行うデモ。RED ROCKETカードなしでNVIDIA GPUアクセラレーテッド・ディベイヤリングが利用できます。デモは、NVIDIA Quadro K6000搭載のワークステーションを使って行われます。
  • SpeedGrade CCAfter Effects CC、Adobe Media Encoder CC、Photoshop CCなどのツールを使い、Adobe Creative Cloudでビデオやイメージングのワークフロー各種を処理するデモ。NVIDIA GPUでなにが可能になるのかをご覧いただけます。デモは、NVIDIA Quadro K6000搭載のワークステーションを使って行われます。
  • NVIDIA GPU Optimization for MacおよびAdobe Creative Cloudビデオ・ツールのデモ。

その他の機能やデモについては、NVIDIAの公式NABガイド、www.nvidia.com/nab2014に詳しいリストがあります。その他の詳しい情報は、www.nvidia.co.jpをご覧ください。

NVIDIAとAdobeの協力関係については、こちらのビデオをご覧ください。

* パフォーマンスが最適化された最新のMac用CUDAドライバ最新GPUドライバをダウンロードするだけで使えます。

NABにおけるAdobeについて
NAB 2014において、Adobe社は、Adobe Premiere Pro CCAdobe After Effects® CCなど、Adobe Creative Cloud™のビデオ・アプリすべてについて大幅なアップデートの計画を発表します。日々の業務で発生するタスクを簡単かつすばやく処理し、目を見はるようなビデオやテレビ番組、映画、コマーシャルなどをビデオ・プロフェッショナルが効率的に作成できるようにするアップデートです。これらのメジャー・アップデートとイノベーションは、今年前半には出荷される予定です。また、コラボレーティブなワークフローのプラットフォーム、Adobe Anywhereの新機能も発表する予定です。その結果、Adobeのプロフェッショナル・ビデオ・アプリを使い、ほぼどのようなネットワークからでも同じメディアや資源にアクセスしたりそれを管理したりできるようになるので、チームが分散しているブロードキャスト企業にとってとても便利になります。NABにおけるAdobeのブースはSL 3910です。詳しくは、//adobe.ly/1hucPrOをご覧ください。

NABにおけるNVIDIAについて
NAB 2014で、NVIDIAは、「4K Your Way」をテーマにGPUテクノロジを紹介しています。NVIDIAは、150種類以上ものソフトウェア・アプリケーションやターンキー・ソリューションを高速化しており、メディア業界やエンターテイメント業界を大きく前進させるエンジンとなっています。4KであろうがHDであろうが、デスクトップであろうがモバイル機器であろうが、ブロードキャストであろうがポストであろうが、どのようなケースであっても、NVIDIA GPUは、世界中のクリエイティブなプロフェッショナルが真っ先に選ぶ製品となっています。NABでは、NVIDIAブース(SL 6825)や出展しているパートナーのブース75カ所以上で、NVIDIAテクノロジが実際に動いているところを体験してみることができます。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpおよび//blogs.nvidia.com、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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