NVIDIA、業界の幅広い支持を受けGRID 2.0をリリース|NVIDIA
 

NVIDIA、業界の幅広い支持を受けGRID 2.0をリリース

 
 

VMware、Citrix、HP、DellなどがNVIDIAクラウド・グラフィックス・テクノロジの 記録的なパフォーマンスをエンタープライズ・ワークフローに提供

2015年8月31日 - VMworld(サンフランシスコ) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、NVIDIA® GRID™ 2.0をリリースしました。この技術を活用すれば、コネクテッドでありさえすればどのような機器でも、グラフィックスの要求性能がトップクラスのアプリケーションまで使うことが可能で、業界各社から幅広い支持を受けています。

NVIDIA GRID 2.0は、すでに10社前後のFortune 500企業がベータ版のトライアルを終了する段階に入っています。Cisco、Dell、HP、Lenovoといった大手サーバ・ベンダがGRIDソリューションを認証しており、利用できるサーバのモデルが125を数える状況になっていて今回は、新たにブレード・サーバでも使えるようになりました。また、CitrixおよびVMwareとの緊密な協力により、業界をリードする仮想化プラットフォームでエンドユーザにリッチなグラフィックス体験を届けられるようにもなっています。

NVIDIA GRID 2.0は、エンタープライズ・ワークフローのグラフィックス仮想化において、そのパフォーマンスや効率、柔軟性をかつてないほど高めることができます。社員はどこにいても仕事ができるようになり、ファイルのダウンロードに時間を使う必要もなく、生産性が向上します。IT部門にとっては、リソースの割り振りを改善し、パワフルなアプリケーションを社員全員が利用できるようにすることができます。データの置き場所を個別のシステムではなく中央のサーバとすることで、セキュリティ面の改善も期待できます。

NVIDIAのCEO兼共同創立者、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「グラフィックス・インテンシブなワークフローをあらゆる機器にデータセンタから直接提供できるようにしようと、世界の業界リーダー各社がNVIDIA GRIDをこぞって採用しようとしています。NVIDIA GRIDテクノロジがあれば、どこにいても、どのような機器を使っていても、最高の仕事をすることが可能なのです。これこそ、エンタープライズ・コンピューティングの未来だと言えます。」

エンタープライズ・ワークフローをデータセンタから仮想化するというのは、いままでパフォーマンスが悪すぎる、ユーザ体験が劣化する、サポートされているサーバやアプリケーションに制限があるなどの問題から不可能な状況にありました。NVIDIA GRID 2.0でGPUをデータセンタに統合すれば、以下のように、これらの障害がすべてクリアされます。

  1. ユーザ密度倍増――NVIDIA GRID 2.0はサーバあたり128ユーザまで可能と、昨年発表された旧バージョンに比べてユーザ密度が倍増しています。この結果、スケールアップのコスト効率が改善され、ユーザひとりあたりの費用を抑え、多くの社員にサービスを提供することが可能になりました。
  2. アプリケーション・パフォーマンス倍増――NVIDIA GRID 2.0は高い評価を得ているNVIDIA Maxwell™ GPUアーキテクチャの最新バージョンを使用しています。その結果、アプリケーション・パフォーマンスが倍増し、多くのネイティブ・クライアントを凌駕するレベルに達しました。
  3. ブレード・サーバのサポート――いままではラック・サーバが必要でしたが、大手ブレード・サーバ・プロバイダのブレード・サーバでもGRID対応の仮想デスクトップを走らせられるようになりました。
  4. Linuxのサポート――NVIDIA GRID 2.0はWindowsのみというオペレーティングシステムの制限がなくなり、Linuxのアプリケーションやワークフローを活用しているエンタープライズ各社にも高速化グラフィックスによる仮想化の恩恵を提供できるようになりました。

好評を博すNVIDIA GRID 2.0
さまざまな業界の企業10社前後がNVIDIA GRID 2.0のパイロット試験に参加し、ユーザの生産性やIT効率、セキュリティ向上などの面でどのようなメリットが得られたのかを報告していただいています。

Textron社のシニア・アーキテクト兼ITインフラストラクチャ・マネジャーのフレッド・デバール(Fred Devoir)氏は、次のように述べています。「NVIDIA GRIDのおかげで、エンジニアリング設計や解析の幅広いアプリケーションが利用できるようになりました。設計データの利用に無駄がなくなり、遠い場所にある製造施設にデータの写しを送る必要もなくなり、生産性が高まりました。最新の2.0では、ひとつのGPUを同時に利用できるユーザの数が倍増したり、ビデオ・メモリの最大容量拡大によってパフォーマンスを犠牲にすることなく同時並行に利用できるアプリケーションの数が増えたりといったメリットが得られました。」

VMwareのエンドユーザ・コンピューティング担当上級副社長兼ジェネラルマネジャー、サンジェイ・プーネン(Sanjay Poonen)氏は、次のように述べています。「NVIDIA GRID 2.0とVMware Horizon®の組み合わせは、仮想デスクトップの全社展開で未来を担うイノベーションとなるでしょう。VMwareのエンドユーザ・コンピューティング・ソリューションは、かつてない形で職場の力を高めることが可能な、使いやすく、かつ、安全なテクノロジとして力を発揮してきました。VMwareでは、NVIDIAとの緊密な協力を通じて、今後も、パワフルな機能を顧客にお届けしていきたいと考えています。これはまた、当社がデスクトップ仮想化市場でシェアを広げている一因でもあると思います。」

Citrix社でプロダクト・マーケティング、Windowsアプリ・デリバリーを担当するバイスプレジデント、カルバン・シュー(Calvin Hsu)氏は、次のように述べています。「2013年、CitrixとNVIDIAは共同で初となるvGPUソリューションをリリースし、複数の仮想デスクトップでひとつのGPUを共有し、妥協のない体験をスケールアップが簡単な形で提供できるようにしました。今回、提供するCitrixのXenAppおよびXenDesktopのアプリとデスクトップにNVIDIA GRID 2.0という組み合わせなら、どのようなデバイスでもリッチなアプリケーションが使えるというメリットをかつてないほど多くのユーザに活用していただけるでしょう。」

Esri社でパフォーマンス・エンジニアリングを統括するジョン・メザ(John Meza)氏は、次のように述べています。「ArcGIS ProはGRIDを活用してバーチャル環境で優れたユーザ体験を提供する当社の最新デスクトップ製品で、Esri社にとってとても重要な製品です。これを使えば、物理的環境でも仮想環境でも、好みの環境で作業を続けることが可能になります。」

HP BladeSystemの副社長兼ジェネラルマネジャー、ニール・マクドナルド(Neil MacDonald)氏は、次のように述べています。「GRID 2.0の登場により、当社は、パワフルかつセキュアで、信頼性の高いブレード・サーバ構成を顧客に提供できるようになりました。高速化グラフィックスを活用するワークフローをすべて仮想化する際の選択肢が増えたのです。GRIDテクノロジのおかげで、HPは、顧客各社にこれ以上はないというほどのユーザ数まで容易にスケーリングしていただけるよう、現在の市場で最高密度を誇る仮想グラフィックス製品を提供できるようになりました。」

Dellのサーバ・ソリューション担当エグゼクティブ・ディレクタ、ブライアン・ペイン(Brian Payne)氏は、次のように述べています。「Dellは、顧客各社が直面するIT課題に対処できるようにと、昔から、革新的なシミュレーションを他社に先駆けて市場に投入してきました。今回も、業界の先陣を切り、エンタープライズGPUソリューションによって当社サーバ・エコシステムの生産性やセキュリティ、効率を向上できるように、NVIDIAと緊密に協力してきました。」

NVIDIA GRIDの試用
NVIDIA GRIDを実際に体験していただくことのできるプログラム、NVIDIA GRID Test Driveをご用意しました。このプログラムでは、以下のような業界をリードする2Dおよび3Dのアプリケーション各種に対し、WindowsデスクトップでNVIDIA GRID vGPUによる高速化を施したらどうなるのか、何時間にもわたって体験してみていただくことができます。

  1. Autodesk AutoCAD
  2. Dassault Systémes SOLIDWORKS
  3. Esri ArcGIS Pro
  4. Siemens NX

NVIDIA GRID 2.0は、2015年9月15日に世界同時発売の予定です。90日間の試用について詳しく知りたい方、または、試用プログラムに申し込みたい方は、こちらをお読みください。

VMworld
VMworldのNVIDIAブース(629番ブース)で、GRID 2.0のデモをご覧いただくことができます。

NVIDIA GRIDの最新情報は、以下の方法で入手できます。
NVIDIA GRIDについての情報は、LinkedInツイッターYouTube、NVIDIA ブログ、NVIDIA GRID フォーラムで提供しています。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、ビジュアル・コンピューティングという芸術的な科学の世界をリードしてきました。ゲーマや研究者、消費者からエンタープライズ各社にいたるまで、あらゆる人々にとって、ディスプレイの世界はインタラクティブな発見の世界へと変化しつつありますが、その源となっているのがNVIDIAのテクノロジです。詳しい情報は、//nvidianews.nvidia.com///blogs.nvidia.com/をご覧ください。

本プレスリリースに記載されている、NVIDIA GRID 2.0の利益・影響、は将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果が生じるリスクと不確実性を伴っています。かかるリスクと不確実性は、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造・組立・梱包・試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン・製造あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システム統合時に当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスにより生じる損失などを含み、その他のリスクの詳細に関しては、Form10-Qの2015年7月26日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。SECへの提出書類は写しがNVIDIAのウェブサイトに掲載されており、NVIDIAから無償で入手することができます。これらの将来予測的な記述は発表日時点の見解に基づくものであって将来的な業績を保証するものではなく、法律による定めがある場合を除き、今後発生する事態や環境の変化に応じてこれらの記述を更新する義務をNVIDIAは一切負いません。

© 2015 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、NVIDIAロゴ、Maxwellおよび、NVIDIA GRIDは、米国および/またはその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標あるいは登録商標です。VMware、VMworld、vSphereおよびHorizonの商標はアメリカ合衆国、およびその他司法権に属します。その他の企業名および製品名は、それぞれ各社の商標である可能性があります。機能や価格、供給状況、仕様は、予告なく変更される場合があります。