大手エンタープライズ・テクノロジ企業がNVIDIA GRIDに対応|NVIDIA
 

大手エンタープライズ・テクノロジ企業がNVIDIA GRIDに対応

 
 

Citrix、Microsoft、VMwareがGRID対応ソリューションを提供し、 Dell、HP、IBMがGRIDベースのサーバを提供

2013年3月19日 - GTC 2013(カリフォルニア州サンタクララ) -NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン-Jen-Hsun Huang、Nasdaq:NVDA)は本日、いつでもどこでも、どのデバイスからでも、GPUで高速化した仮想デスクトップとプロフェッショナル・グラフィックス・アプリケーションを利用できる日が来たと発表しました。

NVIDIA GRID™テクノロジにより、PC体験においてユーザの期待をすべて満足しつつ、セキュリティや管理性、柔軟性といった仮想化のメリットが得られるようになったのです。

NVIDIA GRID対応サーバはDell、HP、IBMが提供し、NVIDIA GRID対応ソフトウェアはCitrix、Microsoft、VMwareが提供します。

NVIDIAの共同創立者兼CEO、ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)は、次のように述べています。「最近は職場に自分のマシンを持ちこむ社員が増えている上、モバイル性や優れた体験を得たいという要求も高まっていることから、いま、企業のIT部門はさまざまな課題に直面しています。仮想化すれば社内リソースへのアクセスもセキュリティも確保できますが、パフォーマンスや機能性は落ちてしまいます。GRIDなら、そのようなトレードオフをなくすことができます。」

NVIDIA GRIDエンタープライズ・ソリューションの核となっているのは、GPUの仮想化、リモート・アクセス、管理のライブラリであるNVIDIA GRID VGXソフトウェアと、過酷なサーバ環境に耐える特別設計のNVIDIA GRID K1ボードおよびK2ボードです。

NVIDIA VGX™はNVIDIA GRID GPUの仮想化とリモート化を実現するソフトウェアです。ライセンスは、Citrix社がXenDesktop®、XenApp®、XenServer®、VMware社がvSphere®とHorizon View™、Microsoft社がRemoteFXで取得しています。

NVIDIA GRID K1ボードは同時並行で対応できるユーザ数をなるべく多くするため、NVIDIA Kepler™アーキテクチャ採用のGPUを4個とメモリを16GB搭載しています。NVIDIA GRID K2ボードはグラフィックス・インテンシブなアプリケーションのユーザ向けで、ハイエンドのKepler GPU 2個と8GBのメモリを搭載しています。

NVIDIA GRID K1/K2ボードを搭載したサーバは、以下のように、Dell、HP、IBMが販売を決定しています。

  • Dell PowerEdge R720
  • HP ProLiant WS460c Gen8、HP ProLiant SL250 Gen8
  • IBM iDataPlex dx360 M4

認証アプリケーションが欲しいとの要望が増えていることをうけ、NVIDIAでは、OEMメーカやISVパートナーがソリューションを検証し、その認証が受けられる認証プログラムと試験センターを創設しました。また、検証済みですぐに展開可能な設計を短期間で完成できるように、NVIDIAとCitrixが協力し、NVIDIA and Citrix Ready®検証プログラムを構築中です。この検証プログラムを使えば、NVIDIA GRID K1/K2カードとCitrix XenDesktopソリューションを採用するにあたり、OEMメーカやISV各社が検証をすばやく行えるわけです。

仮想化の大手企業各社がNVIDIA GRID K1/K2をサポート
Citrix社グループ・バイスプレジデントでデスクトップ&アプリのジェネラルマネジャーを務めるボブ・シュルツ(Bob Schultz)氏は、次のように述べています。「企業は、いま、デスクトップとアプリケーションを仮想化することにより、中核となる知的財産を守りつつ、いつでもどこでも、どのデバイスからでも仕事ができるようにして、近年、世界中で進んでいるグローバル化とモバイル性の追求というトレンドを活用したいと考えています。NVIDIA GRID K1/K2と組み合わせてHDXテクノロジ搭載のCitrix XenDesktopやCitrix XenAppを使えば、リッチでインタラクティブな体験を多様なマシンから得たいと考えるユーザにグラフィックス・インテンシブなアプリケーションを提供することができます。」

Microsoft社サーバ&ツールのプリンシパル・プログラム・マネジャー、カース・ランハウト(Klaas Langhout)氏は、次のように述べています。「Windows Server 2012は、VDIのユーザにリッチなグラフィックス体験を提供するMicrosoft RemoteFXなど、画期的な新技術を搭載しています。NVIDIA GRID K1/K2ボードによるPCグラフィックスとRemoteFXを使えば、メディアリッチなアプリケーションや3Dアプリケーションをユーザの仮想デスクトップに提供することができます。この方法なら、ローカルに匹敵するインタラクティブなパフォーマンスをVDIユーザが得られるでしょう。」

VMware社エンドユーザ・コンピューティング担当シニア・ディレクタ、フィル・モンゴメリ(Phil Montgomery)氏は、次のように述べています。「先日リリースした VMware Horizon View 5.2の大きな特長に、仮想デスクトップ・ユーザでもグラフィックスの高速化が可能になったことがあります。NVIDIA GRID対応サーバにVMware Horizon Viewを組み合わせれば、診断用医療画像やデザインなど、グラフィックスへの要求が高いユーザに、リッチでセキュアなHorizon Viewの体験を提供することができます。モバイル機器を含むあらゆる機器に対し、それがどこにあっても、しっかり管理されたデータセンターからグラフィックス・インテンシブなアプリケーションを安全に提供できるのです。ユーザ体験が低下する心配はありません。」

大手OEMメーカ各社がNVIDIA GRID K1/K2をサポート
Dell PowerEdgeマーケティング担当副社長、サリー・スティーブンス(Sally Stevens)氏は、次のように述べています。「Dellは、さまざまな作業負荷を仮想化できるようにしたいと考えています。今回登場したNVIDIA GRIDテクノロジを使うと、Dellのソリューションがもっとパワフルになり、グラフィックス・インテンシブなアプリケーションやデザイン用アプリケーションに適したものとなります。Dellでは、今月発売のPowerEdge R720サーバを皮切りに、その後はDell PrecisionワークステーションやエンドツーエンドのDell Desktop Virtualization Solutions (DVS) Enterpriseスタックとしっかりしたグラフィックス仮想化ソリューションを展開し、幅広いグラフィックス性能をカバーしてモバイル性やデータ・セキュリティを高められるようにしていく計画です。」

HP社ブレード・トゥ・クラウド、業界標準サーバ&ソフトウェア担当副社長のチャック・スミス(Chuck Smith)氏は、次のように述べています。「製造やエンジニアリング、石油ガスなどの業界では、いま、3Dグラフィックスに対応したクライアント・プラットフォームの仮想化を推進し、社員ひとりあたりのコストを削減して事業の成長に役立てようという動きが盛んになっています。NVIDIA GRID K1/K2とHP ProLiant WS460c Generation 8サーバ・ブレードを組み合わせれば、ブレード・インフラストラクチャを活用してクライアント・ソリューションを仮想化し、高密度グラフィックスに対応することができます。」

About NVIDIA GRID
データセンターを含むあらゆるユーザにGPUアクセラレーションを提供できるのが、ハードウェア、ソフトウェア、アプライアンスからなるNVIDIA GRIDポートフォリオです。GRIDポートフォリオは、GRIDエンタープライズ・ソリューションのほか、中小企業向けのNVIDIA GRIDビジュアル・コンピューティング・アプライアンス(VCA)とGaaS(Gaming-as-a-Service)企業向けのGRIDクラウド・ゲーミング・プラットフォームがあります。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果や3Dグラフィックスをはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが保有する特許は申請中のものも含めると5,000件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細については www.nvidia.co.jp または日本語サイト www.nvidia.co.jp をご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA GRIDの機能や恩恵、NVIDIAのコンピュータ技術に関する特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2013年1月27日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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