NVIDIA、ビジュアル・コンピューティングGPUの新たなフラッグシップを発表|NVIDIA
 

NVIDIA、ビジュアル・コンピューティングGPUの新たなフラッグシップを発表

 
 

Quadro K6000なら、エネルギ資源の探査やアニメーションのモンスタの毛皮まで、 複雑なビジュアル・コンピューティングの処理が可能に

2013年7月23日 - SIGGRAPH(カリフォルニア州アナハイム) - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、ビジュアル・コンピューティング業界の新たなフラッグシップとなるテクノロジ、NVIDIA® Quadro® K6000 GPUを発表しました。史上最高の速度と性能を誇るGPUです。

NVIDIAはまた、モバイル・プラットフォームにおいて最高レベルのパフォーマンスとグラフィックス・メモリを提供する、モバイル・ワークステーション用プロフェッショナル・グラフィックスGPUの新たな製品ラインも発表しました。

今回発表されたQuadro K6000 GPUは、先行モデルのNVIDIA Quadro 6000 GPUに対して計算パフォーマンスは5倍、グラフィックス能力は2倍近くとなっているほか、世界最速のグラフィックス・メモリを大量に装備しています。

画期的なパフォーマンスと先進の機能が電力効率の高い設計でひとつにまとめられており、Pixar、日産、Apache CorporationやWSIのウエザーチャンネル部門などにおいて、かつてないほど大きな規模の分析や可視化が可能になると期待されています。

  • アニメーションと特殊効果-Pixar
    「当社ではライティングとジオメトリをリアルタイムに処理したいと考えているのですが、その次世代型処理にはKeplerの機能が必要となります。今回、発売前のK6000を見せていただき、これだと思いました。メモリや各種機能が増強されており、この製品を活用すれば最終的なシーンをいままで以上にリアルタイムかつインタラクティブな形で確認することが可能で、調整をくり返して芸術性をもっと追求できるようになるでしょう。」
    - Pixar社ソフトウェア研究開発担当副社長、グイド・カローニ(Guido Quaroni)氏
  • 製品のスタイリング-日産
    「Quadro K6000には12GBものメモリが用意されているおかげで、車両モデルのほぼ全体をRTT Deltagenにロードし、写真と見間違うばかりに精緻な結果をほぼ瞬間的に得ることができます。いままでのハードウェアでは膨大な時間をかけてモデルを簡素化する必要がありましたが、今後は、実車製作前に行うデザインのチェックと修正に多くの時間をかけることが可能になります。その結果、大きなコスト要因となる加工方法の変更を回避できるようになるでしょう。」
    - 北米日産社アソシエート・エンジニア、デニス・マローン(Dennis Malone)氏
  • エネルギ探査-Apache
    「Quadro K6000は、Terraspark社のInsightEarthアプリケーションによるジョブの実行パフォーマンスがQuadro K5000の3倍にも達します。つまり分単位でジョブが終了するわけで、シミュレーションの回数を増やして掘削場所を詳細に検討することが可能になります。この業界では掘削場所をまちがえると何百万ドルもの損失となりますから、その選定精度を高められるQuadro K6000はとてもありがたい存在だと言えます。」
    - Apache Corporation社地震解析部門マネジャー、カース・コスター(Klaas Koster)氏

前代未聞のパフォーマンス
Quadro K6000 GPUは、スピードも効率も世界一のGPUアーキテクチャ、NVIDIA Kepler™アーキテクチャを採用した製品で、以下のように優れた機能や特長が数多く用意されています。

  • グラフィックス・メモリには超高速のGDDR5を12GBも搭載しており、デザインやアニメーション制作において、かつてない規模の複雑でリッチなキャラクタやシーンをレンダリングによってモデル化することができます。
  • ストリーミング・マルチプロセッサ(SMX)コアは2,880個用意されており、可視化速度も計算速度も旧世代の製品を大きく凌駕します。
  • DisplayPort™ 1.2をサポートしており、同時に4枚のディスプレイが使えるほか、解像度も4kまで対応しています。
  • ビデオI/Oはウルトラローレイテンシで、大規模な可視化にも対応できます。

NVIDIAプロフェッショナル・ソリューション・グループ担当上級副社長のエド・エレット(Ed Ellett)は、次のように述べています。「NVIDIA Quadro K6000 GPUは、プロフェッショナル・グラフィックス市場向け製品のなかでも過去最高の機能と性能を誇るGPUです。このGPUが登場した結果、アニメータやデジタル・デザイナ、エンジニアなどの仕事が大きく変化することでしょう。いままで不可能だったことが可能になるのです。」

新しいモバイル・ワークステーション向けGPU
NVIDIAは、本日、ノートパソコン型ワークステーション用のプロフェッショナル・グラフィックスGPUについても新たなフラッグシップ・モデル、NVIDIA Quadro K5100M GPUを発表しました。Quadro K5100Mはノートパソコン・プラットフォーム用として最高レベルのパフォーマンスとグラフィックス・メモリが特長で、Quadro K4100MK3100MK2100MK1100MK610MK510Mというノートパソコン型ワークステーション用GPUの最高峰に位置付けられる製品です。

なおこのたび新たに株式会社東芝より、高いグラフィック処理性能と演算処理性能を実現する「NVIDIA Quadro K2100M」を搭載した企業向けモバイル・ワークステーション「dynabook Satellite WS754」が商品化され、2013年9月下旬から発売されます。 詳細は、//dynabook.com/pc/support/press/20130724.htmをご覧ください。

NVIDIA Quadro GPUは、プロフェッショナルが必要とする高い信頼性と互換性、耐久性が提供できるように、NVIDIAが設計、開発、試験をしています。また、150社を超える世界の大手ソフトウェア・プロバイダーに認められ、推奨されてもいます。

供給状況
NVIDIA Quadro K6000は、今年秋に発売を予定しています。HPやDell、Lenovoなどの大手ワークステーション・メーカーを通じて販売が行われます。また、北米と欧州ではPNY Technologies、日本ではエルザ ジャパンと菱洋エレクトロ、アジア太平洋地域ではLeadtekが正規代理店として販売を担当します。

大手モバイル・ワークステーションOEMメーカ各社も、この秋、Quadroモバイル・ワークステーション・グラフィックスを搭載した各種製品を新たに発売する予定です。

Quadro GPU、グラフィックス、ビジュアライゼーション、市場ニュースについての詳細は、NVIDIA Quadroウェブサイトをご覧ください。YouTubeにも情報があります。ツイッターは@NVIDIAQuadroです。

NVIDIAについて
1993年以来、NVIDIAはビジュアルコンピューティングにおける、芸術と科学の先駆者であり続けています。NVIDIAのテクノロジは、ゲーマーから科学者、消費者から企業顧客にいたるまで、すべての人々にとって、ディスプレイの世界を双方向的発見の世界へ一変させています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpおよび//blogs.nvidia.com、または日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Quadro K6000 GPU、NVIDIA Quadro K5100M GPUやその他のGPUアクセラレータの効果、恩恵、効用など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパーティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジの開発あるいは既存の製品やテクノロジの改良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Qの2013年4月28日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NVIDIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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