NVIDIA Quadro、アカデミー視覚効果賞にノミネートされた5作品すべてに使用される|NVIDIA
 

NVIDIA Quadro、アカデミー視覚効果賞にノミネートされた5作品すべてに使用される

 
 

『アリス・イン・ワンダーランド』、『インセプション』、『アイアンマン2』、 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『ヒア アフター』がVFX Oscarにノミネートされる

2011年2月15日 - カリフォルニア州サンタクララ - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、アカデミー視覚効果賞にノミネートされた5作品すべてがNVIDIA Quadroを使用して制作されたものだと発表しました。今年、米映画芸術科学アカデミー協会は視覚効果賞のノミネーションを5本に増やしましたが、今回も、NVIDIA®テクノロジー一色となりました。ノミネーションされた5本の映画は、いずれも、NVIDIA® Quadro®プロフェッショナル・グラフィックス・ソリューション採用のスタジオで制作されたのです。

そのようなスタジオのひとつ、Double Negative (DNeg) は、『インセプション』『アイアンマン2』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』と、複数のノミネーション映画で特殊効果を担当しました。DNegの特殊効果ワークフローで中核となっているのは独自開発の流体シミュレーション・システム、「Squirt」です。このコンポーネントのひとつは、NVIDIA CUDA™並列コンピューティング・アーキテクチャとQuadroグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)が活用できるように書き換えられています。

DNegのリードGPUデベロッパー、ダン・ベイリー(Dan Bailey)氏は、次のように述べています。「フルードソルバーをGPUに移した結果、シミュレーション結果を従来よりも格段に速くアーティストへ戻せるようになりました。流体シミュレーションの部分を専用GPUファームに送るようにしたので、アーティストが修正する回数を増やし、ショットを少しずつ複雑にしてすばらしい大画面を実現できるのです。」

『アイアンマン2』も特殊効果がすばらしい映画ですが、そのほとんどはIndustrial Light & Magic (ILM) が制作したものです。ILMのビジュアルエフェクト・スーパーバイザー、ベン・スノウ(Ben Snow)氏は、次のように述べています。「NVIDIA Quadroを採用したおかげで、作業のスピードアップと細かい修正のくり返しが行えるようになりました。これはアーティストにとって大きなメリットですし、最終的には『アイアンマン2』など、映画における特殊効果の完成度にもプラスとなります。」ILMはNVIDIAと協力してGPU関連の開発を行い、エフェクトの生成とレンダリング・パイプラインの両方とも高速化することに成功しました。

Scanline VFXでは、独自開発のシミュレーション・ソフトウェア、「Flowline」を使って『ヒア アフター』の劇的な津波のシーンなど、自然現象の映像を制作しています。Scanlineでは今、次世代「Flowline」の開発を進めています。CUDAアーキテクチャをベースとしてGPUに最適化したアプリケーションにするのです。

Scanline VFX LAのプレジデント、ステファン・トロジャンスキー(Stephan Trojansky)氏は、次のように述べています。「Scanline VFXは研究開発を重視する特殊効果スタジオで、常に、限界までテクノロジーを活用したいと考えています。今は、GPUアクセラレーションをさまざまな形でパイプラインに組みこむために積極的な投資を進めています。ワークフローの改善はかなり進んでおり、10倍以上ものスピードアップまで実現しています。」

『アリス・イン・ワンダーランド』で特殊効果の大半を担当し、1,700ものショットを制作したのはソニー・ピクチャーズ・イメージワークス (SPI) です。NVIDIA GPUによる高速化を活用して制作された特殊効果としては、ドラゴンのジャバウォッキーがはき出す霧や光、チェシャ猫が現れたり消えたりする特殊効果、かんしゃく持ちのバンダースナッチがいろいろものを壊すところやそのときまきあげるほこりなどがあります。

SPIのシニア・テクニカル・ディレクター、マグナス・レニゲ(Magnus Wrenninge)氏は、次のように述べています。「我々の仕事は物語を作ることなので、アーティストが物語を作りやすいツールが必要なのです。 NVIDIA Quadroグラフィックスは他のシステムに対して最大で100倍ものスピードを実現してくれるので、究極の目標を実現、つまり、監督が思い描いたとおりの映像を作ることができます。」

受賞作品は、2011年2月27日(日)に行われる第83回アカデミー賞授賞式で発表されます。

NVIDIA Quadroプロフェッショナル・グラフィックス・ソリューションについての詳細は、www.nvidia.co.jp/quadroをご覧ください。

NVIDIA Quadroについては、YouTubeにも情報があります。ツイッターは@NVIDIAQuadroです。

NVIDIA について

NVIDIAは、1999年にグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を発明した時、コンピュータグラフィックスのパワーを世界に目覚めさせました。それ以来、ポータブルメディアプレイヤーからノートブック、ワークステーションまで幅広い範囲におけるインタラクティブなグラフィックス機器で、継続的かつ驚異的なビジュアルコンピューティングの新しい標準を創り上げてきました。NVIDIAのプログラム可能なGPUの専門的技術は、費用のかからない安価な、そして幅広いアクセスができるスーパーコンピュータによる並列処理の進歩を続けています。米国で保有する特許は1,600以上で、近代的なコンピューティングの基礎となった発見や設計に関するものもあります。より詳しい情報については、www.nvidia.com あるいは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA GPUおよび Quadroに関する利点、特徴、影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、より効率かつ迅速な技術開発、並列処理におけるCPUの採用、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、技術開発および競合による影響、ユーザの嗜好および需要の変化、競合製品のユーザの採用、業界標準およびインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2010年8月1日を末日とする四半期レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基くものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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