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GPUコンピューティング向けに設計しなおしたサーバで、 科学分野における主要なアプリケーションを最大20倍に高速化

2012年3月7日 - カリフォルニア州サンタクララ －NVIDIA(本社：米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO： ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq：NVDA)は本日、NVIDIA® Tesla™ GPUがHP ProLiant Generation 8(Gen8)サーバに搭載され、かつてないほどの処理能力を世界トップクラスの電力効率で科学のアプリケーションにもたらすことになったと発表しました。

HP ProLiant SL250 Gen8 CPU-GPUハイブリッドサーバは、世界で最もパワフルな並列プロセッサーであるNVIDIA Tesla M2090 GPUをSandy Bridgeマイクロアーキテクチャーをベースとした新型Intel Xeon E5-2600シリーズCPUと組み合わせた形になります。

新しいIntel E5-2600 CPUはスカラー処理のパフォーマンスが平均で12％向上しており、シーケンシャルボトルネックを緩和してGPUによる並列タスクの処理を大幅にスピードアップすることができます(1)。この結果、GPUの利用率が大幅に上昇し、総体的なアプリケーション・パフォーマンスも高くなります。

世界的によく活用されている分子シミュレーション・アプリケーションであるLAMMPSを用いた試験をおこなったところ、HP ProLiant SL250 Gen8サーバは、NVIDIA Tesla M2090 GPUの搭載により、主なベンチマーク作業負荷の処理が20倍以上に高速化されました(2)。

HP ProLiant SL250 Gen8サーバは2Uサーバ構成で4個のCPUと6個のGPUを搭載できるため、サイドバイサイドの2台で最高4.6テラフロップスものピーク性能を提供し、多くの計算処理や大量のデータを使用するアプリケーションを高速化することができます(3)。

NVIDIAのTesla GPUコンピューティング担当ディレクター、スミット・グプタ(Sumit Gupta)は次のように述べています。「ハイブリッド・コンピューティング・アーキテクチャーは、パフォーマンスとエネルギー効率が高いことからHPC業界に急速に普及しつつあります。高性能なSandy Bridge CPUはNVIDIA GPUの実力を余すところなく引きだしてくれるので、AMBER、GROMACS、LAMMPS、Simulia Abaqus、地震データ処理など、商用から科学用までさまざまなHPCアプリケーションを最高に高速化してくれます。」

HP社業界標準サーバ・ソフトウェア部門で製品マーケティングを担当するディレクター、マクロード・グラス氏は次のように述べています。「NVIDIA GPU搭載のHP ProLiant Gen8サーバは、ハイパフォーマンスコンピューティング環境でアプリケーションを高速化し、顧客各社によるイノベーションや科学的発見を支えることができます。」

NVIDIA Tesla GPUはNVIDIA CUDA®並列コンピューティング・プラットフォーム採用の超並列アクセラレーターです。Tesla GPUはハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、計算科学、スーパーコンピューティングに対応できるように基礎から設計したプロセッサーで、科学的アプリケーションや商用アプリケーションにおいてCPUのみのアプローチよりも劇的に高いパフォーマンスを提供することができます。Tesla GPUは、現在、スーパーコンピューターの世界トップ5台の3台に採用されています。

NVIDIA Tesla GPUについての詳細は、NVIDIAウェブサイトをご覧ください。CUDAについての詳細は、CUDAウェブサイトをご覧ください。そのほか、NVIDIAニュース＆イベントにおいて、NVIDIA関連のニュース、会社や製品に関する情報、動画／画像など、さまざまな情報を提供しています。

About NVIDIA
1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果をはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが米国内で保有する特許は2,200件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。

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本参考情報に記載されている記述の中には、NVIDIA Tesla GPU、Teslaを搭載するHPの新型サーバに対するNVIDIA特許の影響など、これらに限らず、将来予測的なものが含まれており、予測とは大幅に異なる結果を生ずる可能性があるリスクと不確実性を伴っています。これらのリスクと不確実性に関してはこれらに限らず、世界的な経済環境、サードパー ティーに依存する製品の製造、組立、梱包、試験、技術開発および競合による影響、新しい製品やテクノロジーの開発あるいは既存の製品やテクノロジーの改 良、当社製品やパートナー企業の製品の市場への浸透、デザイン、製造、あるいはソフトウェアの欠陥、ユーザの嗜好および需要の変化、業界標準やインターフェースの変更、システムを統合する際の当社製品および技術の予期せぬパフォーマンスの損失などがあり、その他のリスクの詳細に関しては、Form 10-Kの2011年10月30日を末日とする会計年度レポートなど、米証券取引委員会(SEC)に提出されているNVIDIAの報告書に適宜記載されます。 これらの将来予測的な記述は発表日時点での見解に基づくものであり、NDIVIAはこれらの記述を更新する一切の義務を負いません。

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(1) 出典：//www.tomshardware.com/reviews/core-i7-3960x-x79-sandy-bridge-e,3071-20.html
(2)(3) HP SL250システムを用いたNVIDIA社内試験による結果です。使用したシステムの構成は、Intel Xeon E5-2660、8コア、2.20GHzデュアルソケット、66GB DDR3、RHEL 6.1、v295.20ドライバー、Tesla M2090 GPU 3基です。