筑波大学、スーパーコンピューターにGPUを搭載し、宇宙物理学やライフサイエンスといった様々な難しい分野における研究を推進

 
 

1,000台超のNVIDIA Tesla GPUでCPUサーバを高速化し、 超並列クラスタのシングルノード・パフォーマンスでトップクラスの性能を達成

2012年3月22日 - NVIDIA(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)は本日、国立大学法人筑波大学が密結合並列演算加速機構実証システム「HA-PACS」に1000台以上ものNVIDIA GPUを搭載し、さまざまな分野における研究を高速化することになったと発表しました。

筑波大学計算科学研究センターに設置されているHA-PACSシステムは1,072台のNVIDIA® Tesla™ M2090 GPUでアップグレードされ、理論上、約802テラフロップスのピーク時性能を発揮できるようになりました。これは、日本のスーパーコンピューターとしてトップ3に入る高性能です。このスーパーコンピューターは、今後、宇宙物理学や生物物理学、伝統的な素粒子物理学など、未踏領域における研究や発見を推進してくれるものと思われます。

宇宙物理学においては、GPUで高速化したシミュレーションにより、恒星や銀河の生成に関する理解を深めたり、宇宙の進化を解明したりといった研究が期待されます。

生物物理学においては、分子動力学と量子力学の手法を組み合わせ、酵素の反応メカニズムやDNAタンパク質複合体の機能特性を分析するなどが期待されています。従来は不可能であった大型で複雑な長時間要するシミュレーションがGPUアクセラレーションにより可能になります。

筑波大学大学院システム情報工学研究科、計算科学研究センターの朴泰祐教授は、次のように述べています。「HA-PACSシステムは、素粒子物理学、宇宙物理学、材料、気象、生命科学など、さまざまな分野の学術研究を加速するに足る計算処理能力を有しています。今後はこのすばらしいツールを活用し、多くの研究者が研究能力を深められるでしょう。」

Tesla GPUはNVIDIA CUDA®並列コンピューティング・アーキテクチャーをベースとした超並列アクセラレーターです。Tesla GPUはハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、計算科学、スーパーコンピューティングがおこなえるように基礎から設計した製品で、幅広い科学的アプリケーションや商用アプリケーションにおいて従来比で10倍ものパフォーマンスを発揮することができます。

NVIDIA Tesla GPUについての詳細は、Teslaウェブサイトをご覧ください。CUDAについての詳細は、CUDAウェブサイトをご覧ください。そのほか、NVIDIAニュース&イベントにおいて、NVIDIA関連のニュース、会社や製品に関する情報、動画/画像など、さまざまな情報を提供しています。
関連サイト

筑波大学計算科学研究センター ウエブサイト://www.ccs.tsukuba.ac.jp/CCS

「HA-PACS」プロジェクト特設ページ://www.ccs.tsukuba.ac.jp/CCS/research/project/ha-pacs

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1999年、NVIDIAによるグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の発明が、世界中の人々にコンピュータグラフィックスの可能性を認識させることとなりました。今日、NVIDIAのプロセッサはスマートフォンからスーパーコンピューターまでの幅広い製品に、またモバイル・プロセッサは携帯電話、タブレット、および車載インフォテインメント・システムに搭載されています。なかでもPCゲーム分野ではリアリティあふれる仮想空間の実現によって多くのゲーマーを魅了しています。専門的な分野では、映画製作における高度な視覚効果をはじめ、ジャンボジェット機からゴルフクラブにいたるまであらゆるものの開発に役立っているほか、より高性能なコンピューターを必要とする先端科学の研究者にも利用されています。NVIDIAが米国内で保有する特許は2,200件以上に上っており、近代的なコンピューティング技術の基礎となっているものも数多く含まれています。当社の詳細についてはwww.nvidia.co.jpまたは日本語サイト//www.nvidia.co.jpをご覧ください。